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臣side
俺の手の力が緩んだ瞬間に慌てて離れる君。
…もう少しだったのに…残念(笑)
スマホの画面を見て「やばっ」と慌てている君に「どうした？」って聞くと、ホラーよりも怖い人から電話だから出る！って。
？？
通話を押すと、俺にまで聞こえる大きな声。
？「出た！！ちょっと、A！連絡位しなさいよ！心配したでしょ！！」
あまりに大きい声にAも耳を離して聞いている。
A「お母さん、ごめん！」
母「全くあんたなら、退院したことも教えない、まだ東京にいることも教えない、いい加減にしなさいよ！舜くんに聞いてびっくりしたじゃないの！」
A「はい…ごめんなさい。」
すっげー勢いあるかーさんだな(笑)
Aの隣でくくくって笑いを堪えていると、困った顔をしてあっちに行ってってジェスチャー。
面白いから側から離れない俺。
母「しかも、あんた、舜くんから離婚の話しも聞いたんだけど、一体どうなってんの！？」
…………。
A「はい…本当にもう、申し訳ございません。その件につきましては後日ゆっくり…。」
母「まーた、あんたのことだから、我慢しすぎてこうなっちゃったんだろうけど…まぁ、それならそれで仕方ないけどね！」
え…仕方ないで終了するんだ…。
母「とりあえず、瑠花とそうたのことはちゃんとするんだよ！」
A「はい。」
母「あと！そっちでお世話になってる人いるんでしょ！？舜くんから聞いたから！とりあえず北海道っぽいもの送るから、ちゃんとお母さんの分までお礼してよ！これ切ったらそこの住所すぐにLINEしてよ！！！」
言うだけ言うと…電話は切れた(笑)
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作者名：まる
| 作成日時：2017年12月26日 22時
