愛してるって言えるのは…3 (ページ31)

今日:15 hit、昨日:11 hit、合計:518,788 hit

31 ページ31

岩side

朝事務所に行って、2人の様子を見て、ちゃんと仲直り出来たんだなって安心した。

スタジオリハでメンバーだけになった時、昨日Aから聞いた話を臣さんは皆に教えてくれて「手がかりになりそうなこと聞けなくてごめん」って謝った。

直人「相手はあのAだからな。仕方ないよ。焦らずいこう。」

ーーーーーーーーーーーー

皆、それぞれ時間がある時にはAのところに足を運んだ。

勿論俺も。

臣さんとAが2人の時は極力邪魔しないようにしてるけど、俺もAとできるだけ居たかった。

隆二さんもそんな様子だった。

臣さんがレコーディングの時、丁度飲み物を買いに来たAとバッタリあって、2人で椅子に腰かけた。

「調子どう？」

A「うん。私は変わりないよ。」

「私は？」

A「皆、過保護すぎ(笑)！私がこのまま普通にいたら、この時間なんだったの？ってなるよ(笑)……自分の時間、大事に使って？？」

やっぱり自分のことより、相手のことを考える君。

「あーーーー、やっぱ好きだな。」

聞こえないようにボソッと言う。

A「何？なんて？」

「何でもないよ。……ねぇ、今日って仕事終わった後、何か用事ある？」

A「？ないよ？」

「じゃあ飯付き合って？」

久々に2人になりたい…ドキドキしてる気持ちを悟られないように、なんてことないようにサラッと誘ってみる。

A「いいよ！めっちゃおいしいとこね！」

すぐに返事が返って来た。

嬉しくて心臓が跳ねた。