愛してるって言えるのは…3 (ページ26)

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隆二side

…………

ちょっと、目を離した隙に一体何があったの………。

来月の京セラに向けての打ち合わせ。

Aと臣はわかりやすーくお互いそっぽ向いている(苦笑)

打ち合わせ終了後、メンバーだけが残っている。

直己「臣、謝ってこい。事情は知らんが、多分、お前が悪い。」

岩「あははははは！」

ブスーっと全く反応しない臣。

「何があったの？」

臣「…また柏木さんにキスされそうになってたんだよ。あいつ、隙ありすぎ。」

岩俺「それ、柏木ムカつくな。」

臣「だろ！？」

「でも、Aにムカつくことないじゃん。」

臣「分かってる…。俺が焦っただけ。めっちゃ余裕ない。ダセー…」

「分かるけどね…」

直人「臣、今メンバー集まってんのって、お前に話があるからなんだよね。」

エリ「昨日、臣がA迎えに行ってる間の話、聞いといた方が絶対いいと思う。」

健「いいか？落ち着いて聞くんやで…」

皆の空気を読み取って、聞く前から表情が強張る臣。

直人さんが話終えた時にはこれまで見たことのない硬い表情になっていた。

「……なんだよ、それ。…そんな場所にあいつ返せるわけねーだろ！」

やり場のない怒りを椅子にぶつける。

「とりあえず…HIROさんもやれることやってくれてるから…俺らはできるだけそばにいて…Aから聞き出せる情報は聞いとこ？だから、喧嘩してる場合じゃないよ？」

黙って頷いた。