愛してるって言えるのは…3 (ページ23)

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皆に知られるのがとても怖かった。

今の居場所が心地よくて、自分勝手だって分かってるけど、ここを失いたくなかった。

でも、本当のことを知っても皆私を受け入れてくれた。

いつ戻るか分からない。

だけど、ギリギリまで、この感謝の気持ちを皆に返していこう。

そして、許されるなら、ぎりぎりまで、貴方のことを愛させて。

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携帯にセットしていたアラームが鳴った。

あの後、ケーキを食べて、そのままライブの打ち上げに流れて…なんでかメンバー7人とさやちゃんの皆で１つの部屋で雑魚寝してる(笑)

皆が少しでも長く私といてくれようとしてるのが分かった。

起き上がろうとすると、ぎゅーっと後ろから抱きしめられた。

「臣君？起きてるの(笑)？」

返事はない代わりに、またぎゅーっとされる。

「皆もそろそろ起きないと…移動日だよ？」

ガバッと起きたのは直己さん。

さすが、お母さん。
無言で次々と皆をペチペチ叩いて起こす。

むくー…
ぼさー…

爽やかさゼロの皆だけど、なんか可愛い。

私もぎゅーっとする腕からようやくすり抜けて伸びをした。

岩ちゃんが急に抱きついて来て言った。

「おはよう、A！！Aさんって言おうとして昨日頑張ったけど無理！」

あはは！それでいーよ！

でも、この事情を知ってる人の前だけでね。

すると次々に「おはよ！A！」って言ってくれて幸せな気分になる。

そして、どさくさ紛れにずーっと抱きついていた岩ちゃんは不機嫌そうな臣くんに剥がされる(笑)

臣「長すぎるから！」