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臣side

寝言で男の名前を呼んだ時、自分の血の気が引くのが分かった。

知らない名前…

記憶喪失なのに、誰の名前を呼んでるんだよ?って。

イラっとしてその場から離れようとしたら


レ「…宿題終わった?」


……??


レ「……じゃ、歯磨きして…寝なさい…」


………ぶはっ!!!

何?夢の中でもおかんなの(笑)??


可笑しくて声を殺して笑ってる俺に、酔っ払いが更に寝ぼけて一瞬起きた。


レ「なーに笑ってるの?ほら、もういいから寝なさい。」


…くく(笑)完全におかんモードのままだ(笑)


分かったよって返事をしようとして俺の動きは止まった。


見たこともない、大人の笑顔で、レオナは子供にキスするように俺のおでこにキスをした。


そして…俺の服をがっちり掴んだまま…パタっと倒れて眠りについた…。



自分の顔が熱くなるのを感じる…。




高鳴る心臓…






……何これ……やべぇ……





結局、朝まで一睡もできなかった。

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作者名:まる | 作成日時:2017年12月15日 9時

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