愛してるって言えるのは… (ページ43)

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臣side

さっき手を繋いでいた2人に何かムカついて、向かいに座ってるレオナを無視した。

自分でそこに座らせときながら。

何でかな？って時々困った顔してこっちを見てるけど、絶対に見てやんない。

そう思ってたけど…

「岩ちゃん、何でそんなカッコいいのー？」の一言で思わず顔を見る。

顔真っ赤っ赤。

飲めねーのに何3杯も飲んでんだよ！って言っても、意味不明な答え。

ため息をつくと、真っ赤な顔したレオナが俺のことを睨んでいる。

「…何？」

レオナ「なーーーーんで、あんたは私絡みになると、いーーーーっつもそうやって眉間にシワよるわけ？」

は？あんた？…んで今タメ口？

エリーが爆笑している。

いや、何？俺、絡まれてる？

レオナ「ここに座らせておきながら、さっきからこっちぜーんぜん見ないしさ！いーんですけど、横顔好きだから！綺麗な顔つまみに飲めますけどー！」

お前はおかん通り越しておっさんか！

エリー「レオナ！最高(笑)！！」

「どうも、どうも！」

エリレオナ「いぇーい！」

ハイタッチからのハグ。

引き離す俺。
ダメだ。これは置いとけない…。

「直人さん、そろそろ…」

直人「んーそうだねー(笑)健ちゃんも潰れてるしね(笑)」

隆「あ、じゃあ俺レオナ送るよ。方向一緒だ…」

「レオナは俺が送るからいい」

最後まで隆二に言わせなかった。

隆「そう？じゃあお願いね。」

何か、俺のを頼むみたいな言い方に聞こえて少しイラっとした。

「帰るぞ！」

ふにやぁーとなってるレオナを仕方ないからおんぶしてタクシーに乗せる。

ったく…最近のしっかりキャラはどこいったんだよ。