愛してるって言えるのは… (ページ40)

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そんなわけで、急遽私の快気祝いが開催されることに。
何を食べたいか聞かれて、色々食べれるところって言ったら、おしゃれーな居酒屋？に連れてこられた。

がっちり防音の個室。

改めてワイワイやってる7人を見てて、ぼーっと見惚れる私。

臣「何、ポケーッとしてんだ？」
おでこをぺちんとされる。

こんなキャラだったんですね、見たまんまの臣様だったんですね。

エリ「レオナ！何飲むー？」

「ビール！！！」

「「「「「「「え？」」」」」」」

7人一斉にこっちをみる。

あれ？また間違った？

エリ「珍しいねー！いーじゃん！ビールいっちゃおー！」

「トイレ…」と言って席を外す。
個室の中からさやちゃんにSOSLINE。
状況を話すとすぐに既読がついて返信が。

『あっちゃー(°_°)やっちゃったわ、それ！レオナ、飲めないの！』

嘘でしょーΣ(ﾟдﾟlll)！
仕事の後の一杯で生きてけるのにー！

『あはは！Aさん、今度一緒に一杯いこ！』

さやちゃんは2人でいる時はAさんって呼んでくれる。
『名前忘れたら困るでしょ』って(笑)

トイレから出てちょっと悩む。
アルコールの体質は変わらないだろうから…弱いってことだよなぁ…。
しょんぼり。

？「どうしたの？」

顔を上げると隆二君がにっこり笑ってる。

「ううん。何でもない。それより、隆二君、病み上がりなのに今日大丈夫だった？」

隆「うん！すっかり！レオナの快気祝い出ないわけにいかないでしょ！」

「あ、じゃあ、隆二君の快気祝いもだね！だけど、飲み過ぎないでね！」

隆「大丈夫！みんなのために自分を大事にするからね」

「あー…その節は偉そうなことを言いました…」

隆「あははは！いこう？」

差し出された手。
ん？手？
お手！みたいな感じで思わず手を出した私。
隆二くんはぎゅっと握って私を引っ張っていった。

「え///？」
戸惑う私のことなんて見ちゃいない隆二くん。

こういうスマートなエスコートに女の子はドキドキさせられるんだろうなぁ。