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臣side

ブブッ

ラインが鳴った。

ディスプレイには「レオナ」

『点滴して、今スタッフさん3人がかりで部屋まで運んだところです。大分熱下がってきたけど、まだ辛そうなので私が付き添うことになりました。』

部屋に?2人きりでいるの?

そう返信しかけている自分に気づいてハッとしてメッセージを消す。

そんなこと聞く権利なんてもうない。

「何かあったら連絡して。手伝い行くから。」

『ありがとうございます。登坂さんも風邪引かないで下さいね。』

風邪引いたら、同じようにしてくれる?

隆二のことは心配だけど、隆二と君が2人きりって思うと…なんか気持ちが落ち着かなかった。

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作者名:まる | 作成日時:2017年12月15日 9時

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