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隆二side
気がつくと自分の部屋のベッドだった。
ふわっと少しひんやりした手が俺のおでこに触れて気持ちがいい。
レオナがこっちを見て微笑んだ。
レオナ「まだ熱いけど…さっきより下がったね。
「どうやってここまで？」
レオナ「隆二君起こすの可哀想だから、スタッフ3人にここまで運んでもらいました。」
「迷惑かけちゃったな。」
レオナ「そんなの。皆全然大変そうじゃなかったよ、気にしない！…喉、乾いたよね？」
立って飲み物を取りに行こうするレオナの服を思わず引っ張った俺。
自分で自分の行動に驚く。
レオナ「わっ！……って(笑)大丈夫だよ。すぐに戻るから。」
ヤベェ…何甘えてんだ俺…／／
レオナが持ってきてくれたミネラルウォーターを一気に飲んで息をつく。
「あー生き返った。」
レオナ「でも、まだまだゆっくり寝ててください(笑)」
ベットに寝かせてくれるレオナの顔を見ながらふと聞いて見る。
「ねぇ？俺が調子悪いのいつから気づいてた？」
レオナ「ん？廊下で私を拾ってくれたあたり？」
「え？そんな早く？」
レオナ「うん。だって隆二君だけパーカーガッツリ着込んでんだもん。変だなって。でも、余計なことかなーって様子見てたんだけど、やっぱり変だよねって思って……でしゃばって…ごめんね…？」
恥ずかしそうに赤い顔して俺を覗き込むように見るレオナ。
あー何これ。もう可愛いわ。
そう思った時に、トレーニングルームでレオナが俺の顔に触った瞬間、固まった臣の顔を思い出した。
「一つだけ聞いていい？」
レオナ「私に(笑)？記憶喪失中だよ(笑)」
「あはは！
…………………………
…………臣と話できた？」
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作者名：まる
| 作成日時：2017年12月15日 9時
