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臣side
結局自分の話だけして、俺の話なんてたいした聞かずに行っちゃって…。なんか、君の大人の対応に戸惑う…。
トレーニングルームでメンバーとわちゃわちゃやってると隆二と…レオナが入ってきた。
…?
何か随分と仲よさそう?
岩「あー、Newレオナだぁー!」
ん?New?
レオナ「Newって、何ですか。Newって(笑)」
顔を赤くしながら困ったように笑う君。
岩「だってさー、服装にメイクに別人みたいだし、さっきさやちゃん来てったけど、会議の書類、完璧だったって言ってたよ。」
レオナ「あ、良かったです。言葉がサッパリ分からなかったので、一応調べながらやったんですけど。」
レオナがほっとした様子になると、隣の隆二が優しい目で見てる。
もわっと広がる変な感情。
直人「え?あのわちゃわちゃな会議録、もうできたの?」
エリ「まじ?スゴイね!」
…え?本当にできちゃったの???
レオナ「いえいえ、皆さんがやってることに比べたら、私なんて…。ってか、邪魔してますよね。どうぞ、トレーニング続けてください。」
岩ちゃんが「えーーもっとNewレオナと喋りたーい!」って尻尾ふって近づいて行くのもお構いなしでレオナは岩ちゃんの腕を捕まえてくるっと身体を回し、背中を両手で押してトレーニングへと向かわせた。
健「トレーニングやりたくないって駄々こねてる子供とおかんだな(笑)」
笑ってるメンバーに恥ずかしそうに笑顔を返し、自分は邪魔にならないようにすみっこにしゃがんで皆のトレーニングを見て…また何やらメモしてる。
マジメか!
思わず笑いが溢れる俺に気づいて、首をかしげる君。
あー…もう。
何だろ。
……可愛い。
友達でいようって言われたから…意外とあっさりと離れていったから気になってるだけなのかな…。
知ってるはずなのに、何でか、君のことを知りたいって思ってる不思議な自分がいるんだ。
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作者名:まる | 作成日時:2017年12月15日 9時