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困ったように私から目をそらした登坂さんを見て「早めに話しをしないとな」と思った。


テレビに映ってた彼は、いつも見惚れるくらい綺麗で、笑顔は子供みたいに可愛らしかった。

早くあの顔を身近で見たいなーなんて思いながら会議に参加する…。

ーーーーーーーーー

ゲッソリ…

それから1時間半、ここは同じ日本か?って言うくらい聞いたことがない言葉が行き交う中で、私は必死に知らない言葉を手帳にメモした。後で調べて次の会議にはついていけるようにしないと…。


会議が終わり、片付けているさやちゃん達の手伝いをする。

さや「あーーーー。これ、この後が1番大変…。」
スタッフ「本当…。この前急に1人辞めちゃってただでさえ人手不足だって言うのに、どーすんの…。」

「この後って?」

さや「この会議の内容の整理。次の会議に間に合うようにまとめるの。ほら、この調子で、皆それぞれ意見出すからさ、まとめんのが大変なのよ。」
そう言って、びっちり書かれたホワイトボードを指差しぐったりするさやちゃん。


「……………あのー。私、やってもいい?」
PCなら、まぁ人並みに使える…。仕事でよく使ってたし……会議もしょっちゅうやってて、会議録なんかも作ってたし。

会議室に残っていたのはスタッフ数人とメンバー数人。

全員の視線が私に集まる…。

げ…。またやっちゃった?

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作者名:まる | 作成日時:2017年12月15日 9時

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