【.f.j.】あなたの魔法にかけられて…Ⅰ (ページ36)

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第11話ページ36

咲希視点

〇月〇日晴天

会長の予想通り、二人は結ばれた

会長はとても喜んでいた

その他、Aさんの過去の話を会長に報告したところ、名前に聞き覚えがある、と呟き
早々と帰ったあの日から会長は学校へ来ていない様子

仲の良いご友人に聞いてみたところ、朔彌さんが会長の双子の兄だと知って、会いにいったとのこと

生き別れの兄弟
まるでドラマのような展開

しかし、会長がお母様と二人暮らしの理由がここでやっと分かりました

きっと朔彌さんは、母親の愛情というものに飢えて、そんなことをしてしまったのではないかと私は考えた

そんなことより、
最近会長に会えず、寂しく思う日々

いつになったら私のことを見てくれるのでしょうか

しかし、今の関係が崩れてしまうのならば
このままでいるのが良いのかもしれない

まだ未熟者である私には分かりません…

.

『会長、早く戻ってきてください

私だって、会長がいないと仕事出来ないんです…』

日記を閉じて窓の外を見上げると、
雲に半分を隠された月が心無しか寂しそうに見えた

.

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副会長の如月咲希視点も入れてみました

ヒラさんが好きなのかなー？

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