5話 ページ5
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「オールマイト…。磁磁気先輩って…。」
場所は保健室。隣でトゥルーフォームでベットに寝ているオールマイトに話しかける。
「うん、私の個性のことを知っている君以外、ただ1人の生徒だ。事情が事情でね、おいおい話すがきっと彼女に学ぶことや世話になることはこれからあると思う、少し厳しいところもあるが、いい子だよ。」
「先輩の個性って…。」
「それもきっとおいおい彼女の口から話して貰えると思うよ。なんせ、彼女は強い。すぐに有名になるさ。」
ふふ、と笑ったオールマイトに僕は「オールマイトと磁磁気先輩だったらどっちが強いんですか？」なんて不躾なことを思わず聞いてしまって。
「ぁ、っ、！あの、これは、その、オールマイトが弱いって言いたいわけじゃ…ッ！」
「はは、分かってるよ、うーん、そうだな。さすがにまだ勝っていると思いたいね。だけど、きっとすぐ抜かされてしまうよ。彼女の成長速度は目を見張るものがあるからね。」
「そんな…。オールマイトがそんなに言うほど強いんですね、磁磁気先輩って…。」
「なに？私の話？」
ガラリと空いたドアから入って来たのは銀髪のポニーテールを揺らした磁磁気先輩で。
「磁磁気先輩…ッ！」
「おー。緑谷出久。だっけ。」
「なんで僕の名前…！」
「そんなんこっちも同じだわ。なんで私の名前！ってね。」
そこまで言った磁磁気先輩はまるで僕には興味が無いように目線を外して、オールマイトのベットに近ずいて。
「で？病院、どこです？」
「まったく、君は抜かりないね…。すぐ近くの総合病院。君も世話になったことがあるだろう？きっともうマイクくんが行ってるよ。」
「どうも。」
そういった磁磁気先輩はくるりと踵を返してドアを開けて出て行ってしまって。
「磁磁気先輩って、相澤先生とどんな関係で…？」
そう僕がオールマイトに訪ねると、オールマイトは少し苦笑いしながら「彼女は相澤くんにゾッコンなんだ。」と答えた。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 692人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
co_sa_(プロフ) - 赤い蜂蜜は甘いさん» コメントありがとうございます…！本当に嬉しいです。更新速度は三連休の賜物ですね笑そう言って頂けて嬉しいです…！これからもよろしくお願いします！ (2022年10月10日 22時) (
レス) id: 4ca7e9942b (このIDを非表示/違反報告)
赤い蜂蜜は甘い(プロフ) - 更新速度がとても早いですね！先のことがすぐに書かれていてとても読みやすかったです！ (2022年10月10日 21時) (レス) @page5 id: 82080fd69f (このIDを非表示/違反報告)
co_sa_(プロフ) - YURAさん» コメントありがとうございます…！励みになります！ (2022年10月10日 9時) (レス) id: 4ca7e9942b (このIDを非表示/違反報告)
YURA(プロフ) - 更新楽しみにしています！ (2022年10月10日 1時) (レス) id: c413c50f61 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：co_sa_ | 作成日時：2022年10月9日 10時
