4話 ページ4
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「磁磁気！そいつらここまで運んでくれ！」
「はいはい、」
マイク先生の声が再び響いたかと思うと、磁磁気先輩が僕たちの方まで歩いてきて、轟くん、切島くん、かっちゃんの肩を叩いたかと思うと、彼らはぷかぷかと中を浮いてマイク先生の元まで運ばれる。
それから、地面でくたばっている僕を見たあと、オールマイトがいた場所まで視線を向けて。
……ッまずい、オールマイトはもうマッスルフォームじゃない…！！
「まっ、！」
「あんたか、後継者。」
僕が制止の声をかけるのとほぼ同時、磁磁気先輩の口からこぼれた言葉に、僕は唖然とするしかなくて。
「なんで、…しっ、て、…。」
「………。」
ぷいっ、とそっぽを向いてしまった先輩は、そのまま萎れたオールマイトの方へ向かっていく。
「また、減ったんじゃないですか。」
「はは、しょうがないさ。そういうもんだ。………それより、磁磁気くん、お願いがあるんだが…。」
「…………へぇ、」
「…ちょっとさっきの戦いでぶっ飛ばしちゃった敵が………ね？」
「………へぇ、」
「取りに行って貰えないかなぁ……と、」
「へぇ。」
一言しかこぼさない先輩にオールマイトがどんどん小さくなっていく。
「……っはぁ、ただでさえも力を消費しすぎないように、っつってるんですから、そのブッパほんといい加減にしてください。」
「………きみ、あれだね、年々変わっていくなぁって思ってたけどさ、雄英入って分かったよ、相澤くんに似てきてるんだ。」
「え〜？それは嬉しいですね、行ってきてあげます。」
オールマイトの言葉に途端に機嫌が良くなった磁磁気先輩が洋服の土埃をパンパンと叩くと同時に、オールマイトに話しかける。
「じゃあ私が行ってきて帰ってくる間に相澤先生が運ばれた病院調べといてください。」
「きっと相澤くんは大丈夫だよ。」
「そんなん当たり前です。」
そう言い放った磁磁気先輩は、地面を蹴ってオールマイトが脳無をぶっ飛ばして開けた天井の穴から飛んでいってしまって、そんな様子を僕は唖然としてみていた。
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co_sa_(プロフ) - 赤い蜂蜜は甘いさん» コメントありがとうございます…！本当に嬉しいです。更新速度は三連休の賜物ですね笑そう言って頂けて嬉しいです…！これからもよろしくお願いします！ (2022年10月10日 22時) (
レス) id: 4ca7e9942b (このIDを非表示/違反報告)
赤い蜂蜜は甘い(プロフ) - 更新速度がとても早いですね！先のことがすぐに書かれていてとても読みやすかったです！ (2022年10月10日 21時) (レス) @page5 id: 82080fd69f (このIDを非表示/違反報告)
co_sa_(プロフ) - YURAさん» コメントありがとうございます…！励みになります！ (2022年10月10日 9時) (レス) id: 4ca7e9942b (このIDを非表示/違反報告)
YURA(プロフ) - 更新楽しみにしています！ (2022年10月10日 1時) (レス) id: c413c50f61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：co_sa_ | 作成日時：2022年10月9日 10時
