25話 ページ25
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「しねぇぇぇえ！！」
BOM！！！とうつつ女の目の前で爆発を起こすと、流石ののうつつ女も俺の方に視線を向ける。
俺に手を伸ばしたうつつ女の手を触らないように爆破で軌道修正しながら避け、モロ顔に当たるように爆破すると、それは避けられたようで、思わず舌打ちが出る。
「っあ、」
「っしゃあ！！きたこれ！」
かと思うと、どうやら本野郎がうつつ女に触ることが出来たようで、本野郎の手には茶色い本が握られている。
本野郎に視線を向けるうつつ女に爆破をかまし、飛んできた回し蹴りを避けるためにうつつ女から距離をとる。
気がついた時には本野郎の持っている本はパタンと閉じられていて、うつつ女が本野郎の個性にかかっていることが分かった。
「なにした！！」
「個性を消した！！動きを止めたところで磁磁気先輩の個性は厄介すぎるからな！！」
頼るつもりはねぇが使えるもんは利用する。
"個性を消した"つまりあいつは無個性っつーことだ。
叩くなら今＿＿＿＿＿
「ぐぉ"、」
一瞬＿＿視界がシャットアウトする。
次に見えたのは歪む地面、そんで聞こえたのはプレゼントマイクの「爆豪ー！！！もろに入った！！！」っつー声。
＿＿＿＿＿＿殴られた。
このことを理解するのに、かなりの時間を要して。
叩かれた腹の痛さから視界が朦朧とするが動けないわけじゃない。
体を捩ると、対峙しているうつつ女と本野郎。
恐らく本野郎は再び自分に何か付与をつけたのだろう、普通の人間より素早いスピードでうつつ女の攻撃を交わす。
けれど。
パシリと掴まれた右手と左脇を掴まれた本野郎はうつつ女にぐるりとひっくり返され、その手を離したうつつ女が本野郎の腹をけって場外までぶっ飛ばした。
バケモンかよ。
「書跡場外イイイイ！！！残るは爆豪！動けるかお前！！！」
「ったりめぇだろうがよ、」
痛む腹を気にしない振りをしてうつつ女を睨みつける。
うつつ女は本野郎が落として行った本をぐりぐりと踏みつけて個性を戻しているようで。
パキパキと首を鳴らすうつつ女に体温が上がる。
「やってやろうじゃねぇか、」
BOMBOMとなる爆破音は、今までで1番調子がいいように感じた。
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co_sa_(プロフ) - 赤い蜂蜜は甘いさん» コメントありがとうございます…！本当に嬉しいです。更新速度は三連休の賜物ですね笑そう言って頂けて嬉しいです…！これからもよろしくお願いします！ (2022年10月10日 22時) (
レス) id: 4ca7e9942b (このIDを非表示/違反報告)
赤い蜂蜜は甘い(プロフ) - 更新速度がとても早いですね！先のことがすぐに書かれていてとても読みやすかったです！ (2022年10月10日 21時) (レス) @page5 id: 82080fd69f (このIDを非表示/違反報告)
co_sa_(プロフ) - YURAさん» コメントありがとうございます…！励みになります！ (2022年10月10日 9時) (レス) id: 4ca7e9942b (このIDを非表示/違反報告)
YURA(プロフ) - 更新楽しみにしています！ (2022年10月10日 1時) (レス) id: c413c50f61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：co_sa_ | 作成日時：2022年10月9日 10時
