22話 ページ22
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「……私の個性は磁力。磁力のあるもの、例えば鉄とかを、自由に操れる。ついでに人間に触ると磁力を付与できる。あと…磁力が見ることができるってのもあるけど、それは索敵メインだし、今回の試合にはほとんど意味ないよ。」
「ほんま、強い個性やな。」
おめぇの個性も十分強ぇだろ。なんて言葉は、なんだか気に入らなくて飲み込んだ。
「ま、だいたい把握出来たでしょ、ステージももう時期でき上がるはず。ちょっと確認してくる。」
そう言ってステージ裏から出ていったうつつ女を見送った後にふと再び男が話しかけてくる。
「ねぇ爆豪くん、今の話聞いて、やばい思わへんかった？」
「あ"？」
「触った相手に磁力を付与できる……。つまり触られたら一発アウト言うことや。なかなか厳しいでこれ。」
触るだけ。簡単そうに見えてそう出ないこの行為を完封できる自信があった。
ふと、丸顔との試合を思い出す。
丸顔の上位互換。おもしれぇじゃねぇか。
メラメラと燃え上がる俺の横で、「あこれあかんやつや、絶対協力してくれへんやつや。」なんて男は呆れる。
「俺ァ俺だけの力で勝利すんだよ！！」
「はいはい、もう分かったって。協力は諦めるで。」
その時、ステージの方から俺と男の名前を呼ぶ声がして。
俺は意気揚々とステージ裏の廊下を進んでいく。
「なぁ爆豪くん。」
「あ"？」
「磁磁気先輩にかなぁり気ぃ取られとるみたいやけど、君には俺、負ける気全くあらへんで。」
「はっ、かかってこいや。」
そんな会話をして、俺はステージ裏から飛び出した。
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co_sa_(プロフ) - 赤い蜂蜜は甘いさん» コメントありがとうございます…！本当に嬉しいです。更新速度は三連休の賜物ですね笑そう言って頂けて嬉しいです…！これからもよろしくお願いします！ (2022年10月10日 22時) (
レス) id: 4ca7e9942b (このIDを非表示/違反報告)
赤い蜂蜜は甘い(プロフ) - 更新速度がとても早いですね！先のことがすぐに書かれていてとても読みやすかったです！ (2022年10月10日 21時) (レス) @page5 id: 82080fd69f (このIDを非表示/違反報告)
co_sa_(プロフ) - YURAさん» コメントありがとうございます…！励みになります！ (2022年10月10日 9時) (レス) id: 4ca7e9942b (このIDを非表示/違反報告)
YURA(プロフ) - 更新楽しみにしています！ (2022年10月10日 1時) (レス) id: c413c50f61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：co_sa_ | 作成日時：2022年10月9日 10時
