328話 ページ28
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｢失礼します。｣
応接室、何か話し声が聞こえるその部屋にノックをして入ると、そこには校長とほかの先生型、それから有名ヒーローであるフワラとジッドデッドがいて。
後ろから着いてきていた山田が｢うわ！！フワラとジッドデッドじゃん！｣なんて声を上げる。
｢なんでお前着いてきてんだよ。｣
｢良いじゃねーか！｣
なんて、この時は誤魔化していたけれど今となってみれば恐らく俺の事を思っての事だったのだろうと思う。
｢相澤、来たか。｣
｢…………No.8ヒーローが俺に、何の用ですか、｣
俺に話しかけてきた教師にそうトゲの籠った言葉を言って。
けれど矛先にされた2人は嫌な顔せずに少し笑って。
｢用事があるのは私たちじゃなくてね、｣
フワラがそう言ったかと思うと足にしがみついている銀髪の少女の背中を押して。
｢あ、｣
見たことあるその顔にあの日、あの場所にいた幼稚園生だと思い出す。
｢………あの…、えっと……、｣
酷く緊張した面持ちの少女に、フワラが膝を着いて｢ほら、｣と言葉を促して。
｢……た、すけてくれてありがとう、ひーろー、｣
そんな少女の言葉に、嬉しさが込み上げるけれど、同時に白雲を思い出して、ぐっと唇をひとつに結んだ。
人と目を合わせることを拒んでるいつもの俺は、フワラとジッドデッドの視線から逃げるように視線を下げて。
すると、少女の金色の瞳と視線が混じり合う。
キラキラと光その瞳は、酷く儚くて。
少女は、俺と視線を混じえたまま、まるで何かを飲み込むように喉を動かした後に。
｢………、クラウドは？｣
後の彼女は、この言葉を一生呪いとして背負っていく。
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蕎麦(プロフ) - 面白くてキュンキュンで大好きです毎日癒されてますありがとうございます…！ (2023年1月3日 21時) (
レス) id: 6e4712d906 (このIDを非表示/違反報告)
co_sa_(プロフ) - るとはさん» とっても嬉しいです…！！ありがとうございます〜！！現在毎日3話投稿継続中なのでもし良かったら毎日いらしてください😏😏 (2022年12月31日 9時) (レス) id: 4ca7e9942b (このIDを非表示/違反報告)
co_sa_(プロフ) - アニメ大好きさん» 初コメありがとうございます…！！！そう言ってくださって凄く嬉しいです…！！これからもドキドキの展開をかけるように頑張るので良かったらこれからもよろしくお願いします〜！！！ (2022年12月31日 9時) (レス) id: 4ca7e9942b (このIDを非表示/違反報告)
co_sa_(プロフ) - もぐさん» ありがとうございます…！！今のところの予定としましては、漫画部分も書く予定なのですが、ネタバレが含まれる場面には注意書きをさせていただく予定です…！これからもぜひよろしくお願いします〜！！ (2022年12月31日 9時) (レス) id: 4ca7e9942b (このIDを非表示/違反報告)
co_sa_(プロフ) - xxxさん» ありがとうございます…！！皆さんのコメントあってこその更新です🙏🙏本当にいつも読んでくださってありがとうございます…！！ (2022年12月31日 9時) (レス) id: 4ca7e9942b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：co_sa_ | 作成日時：2022年12月23日 6時
