第23話 時を越えた出遭い −ベラス− ページ28
自然豊かな村だった。流れる水は清らかで、風が吹くと穂が揺れる。
村の人々は穂を刈ったり、子供たちは木の枝を持って遊んでいた。
エミー「うわあ〜!綺麗〜!」
「あんたたち変わった服着ているね」
エミーの服を見ながら呟く村人。この時代の服は確かに今より古かった。
ベラス「あ、これは、ね?」
ステップ「ああ;・・・いてててて」
「ああ、ごめんごめん、でもこれが一番いいんだ」
そういって優しくステップの体に薬を塗る。
「この薬も、ギアラ様が能力を使ってくれたおかげさ」
ベラス「・・・ギアラ、か」
「皆!!ギアラ様がお帰りになったわ!!」
「「ええ!/ホント!/ギアラ様!!」」
ベラス「俺ちょっと行って来る。エミー、ステップを頼む」
エミー「わかったわ」
・
・
「ギアラ様!」
「ご無事で・・・!」
人ごみを掻き分けてなんとか見えるところまでたどり着いた。そこには、馬を引きながら歩く黒いハリネズミ、ギアラがいた。姿もなんとなく自分と似ている。
ギアラ「おいおい;何も戦争に行くわけでもないんだ。皆!東の町との契約が結ばれた!」
「「!!ええ!?/ざわざわ・・・」」
ギアラ「こちらが米を輸出すれば、あちらから絹などを貰える。もうすぐ冬だから丁度いいよな!」
「「わああああーーー!!」」パチパチ
「さすがギアラ様・・・!」
「本当に救いの神だ・・・!」
ギアラ「じゃあ、各自頑張ってくれ!俺も明日から手伝おう」
「「はい!ギアラ様!!」」
そういって、人ごみが道を作ると、咄嗟にベラスはその真ん中へでた。
ベラス「すみません!」
ギアラ「?・・・この村のものではないな。旅人か?」
ベラス「は、はい。あの、お願いします。俺の話を聞いてもらえませんか?」
ギアラ「・・・・・・」
しばらく黙って考えるギアラ。村人たちは、俺のことを「誰だ?」とひそひそ話している。
そして、この村の長が口を開いた。
ギアラ「いいだろう。お前、名前は?」
ベラス「はい、ベラスです」
ギアラ「ベラス・・・いい名だな。来い」
二人は少し高い丘に立っているテント(中国っぽいかんじ)へと、足を進めた。
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フルハウス - ☆HappyBirthDay SONIC!!☆ (2014年6月23日 23時) (レス) id: 6e31110cc9 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ - こんにちは!面白いですね^^続き楽しみに待ってます! (2014年6月8日 8時) (レス) id: c499b65657 (このIDを非表示/違反報告)
フルハウス - 更新停止ですみませんでした。コメントも時間がなく返せませんでした;これからのコメント返信は質問などの内容に返信させてもらいます。どうかご理解よろしくお願いします。 (2014年5月20日 21時) (レス) id: 23637d11a4 (このIDを非表示/違反報告)
青黒銀針 - 元気ー? (2013年9月27日 21時) (レス) id: 77b079cbd1 (このIDを非表示/違反報告)
青黒銀針 - お久ー(^o^)/ (2013年9月7日 20時) (レス) id: b66db6bc67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:降る家 | 作成日時:2013年5月18日 17時