人生悪くないかも (ページ29)

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ヒーロー名2 ページ29

ミ「じゃ、そろそろ出来た人から発表してね」

そう言うと青山くんが自信満々に歩いて行った

青「行くよ…輝きヒーロー、I can not stop twinking.」

ミ「そこはIを取ってCantに省略した方が呼びやすいわね」

青山くんらしくていいと思う

芦「じゃあ次アタシね、エイリアンクイーン」

ミ「2、血が強酸性のアレを目指してるの！？やめときな」

なんだか大喜利みたいな雰囲気が出てきてクラスの空気は張り詰めていた

蛙「じゃあ次、私いいかしら、小学生の時から決めてたの、フロッピー」

梅雨ちゃんのおかげでクラスの空気がいいように変わった

とってもいいヒーロ名だ、梅雨ちゃんに合っている

目が合ったのでいいねと言う意味を込めて手を振るとケロッと嬉しそうに笑った

それから次々とみんなが発表していく中、私はなかなかペンが進まなかった

八「Aさん、まだ悩んでいらっしゃるんですか？」

後ろの席の百ちゃんに声を掛けられた

『うん、なんかいいの思い浮かばなくって。みんなの聞いてたら更にわかんなくなっちゃった』

八「そうですわねぇ、やっぱり植物に関係した物がいいですよね」

うーん真剣に悩んでくれる百ちゃんに少し申し訳なくなってきてもう名前でいいかもと思っていると

八「何か花言葉にちなんだものとかどうでしょう？」

『花言葉か、、ありがとう百ちゃんいいのが思い浮かんだよ』

そこからは早かったスラスラとペンが動いた
出来上がり教壇に向かう

ミ「あら守人さんできたのね」

『私のヒーロー名は“オリーヴ“です』

ミ「理由を聞いても？」

『オリーヴの花言葉は“平和“と“知恵“です。だから平和な世の中が来ることを願ってこの名前にしました』

ちょっと作文みたいになってしまって恥ずかしきなっているとミッドナイトが優しく微笑んでくれた

ミ「とっても素敵ね、貴方ならきっと出来るわ」