似ている3 相澤side ページ13
相澤side
珍しく守人が職員室に来たかと思えばセメントス先生に用があると言った
授業の質問かと思えば違うと答えさっさと行ってしまう
そして二人で相談室に行ったからこれまたどうゆう事だとハテナが浮かぶ
マ「おい、イレイザーあれお前のとこのリスナーじゃね？なんかやらかしたの？」
相「知らん、俺にも分からん」
隣で一部始終を見ていたマイクが聞いてくる
第一守人は問題を起こすような生徒じゃない
座学も実習も優秀で学校生活も問題ないはずだ
１時間ほどして出てきたが、特に変わった様子もなく帰っていくからこちらとしたらハテナが浮かぶ
相「セメントス先生、守人が何かありましたか？」
帰ってくるなり居てもたってもいられなくなりすぐに問いかけた。
セメントス先生は一瞬なんのことかと言った顔をしたがにすぐにいつもの表情に戻った
セ「あぁ、守人さんですか。昔に彼女の兄の担任をしてましてね、挨拶に来てくれたんですよ」
いい子ですねぇとお茶を飲むセメントス先生に俺は疑問を持った
セメントス先生はずっと雄英の教師をしている
つまり、守人の兄は元雄英生と言うことになるがあいつは孤児院出身で身内は誰もいないはずだ
相「あいつに兄がいるんですか？担任をしていたってことは雄英生だったんですか？」
セメントス先生に学校の届けには書いてないと言うことを伝えると信じられないといった顔をした
セ「彼女は生まれてすぐに母を亡くし、6つの時に父を亡くしたそうです。頼れる親戚もおらず、4つ上の兄と孤児院に行ったそうです」
セ「そこから5年後に兄が雄英の普通科に入学しましたが、2年に上がってすぐに事故に巻き込まれて亡くなりました」
孤児院にいることはそれなりに事情があることは分かっていたが頭が追いついていかないのが現状だ
セ「私から伝えられることは以上です。贔屓にしろとは言いませんが、気にかけてあげてください」
セメントス先生からの助言を受け、席に戻り生徒のファイルを開き思わず守人の名前をなぞった
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作者名：コロポックル | 作成日時：2023年1月14日 9時
