四十四話 ページ45
どうやらA以外の他三人は自分達の持つ得意能力のおかげで元から気づいていたようで、
竈門と伊之助は帰ってきた柱達に近づいていき、それに比べて我妻は宇随を見るなり「げっ」と小さく声を出してAの背後へと隠れた。
そんな我妻に宇随が性格の悪そうな笑みを浮かべて我妻の頭を鷲掴みにしようすれば、
その前に無一郎が無言でAの前へと歩みやってきて唐突に手首を掴むと屋敷の入り口の方へ歩いて行ってしまう。
何をしたいのかが分からずにただ無一郎に引っ張られるがままになっていれば、煉獄が久し振りに正論を言って止めてくれた。
……………
貴「勿論、やらせていただきたいです。」
Aが何のためらいもなく首を縦に降る。
なにせ、ずっとこの為に力をつけてきたのだからここで断るなんて選択はなかった。
無一郎をやっとの事で止めてから二人に話を聞けば、Aに初の任務をやらないかと言う提案だった。
ただ、詳しく聞けばAが血鬼術を完全に使いこなせるようになってすぐにお館様への定時連絡時、
すでにAを任務へと連れ出して良いと許可は下りていたのだが、それは大半の柱達による意見で知らぬ間に延長させられていたのだ。
もしも鬼に殺されてしまってはいけないと、最低限自身の身を守れるようにと。
そんな一部の柱達の考えはAの努力によって実現したのだ。
庚である竈門達程の実力ならば、そこらの鬼に殺されることは無いと言うほどの力までも会得したのだから、もう心配はいらないだろう…と。
まぁ、このことはAに伝えることなど無いだろうが。
とにかく、早く多くの鬼を滅したいと考えていたAには嬉しい知らせだと言うことに変わりはない。
真っ赤な目をまっすぐ煉獄達に向けるAに、二人はわかっていたかのように笑いかけた。
竈門「 よかったな！A！！」
我妻「Aちゃんの願いが叶ってうれしいような…悲しいような……複雑だけど良かったねぇ！！！」
伊之助「さすがは俺様の子分だぜ！後でつるつるのどんぐりやる！！」
とそれぞれ個性的な一言(？)を送ってくれた三人にAは優しい目つきでいつも通り、「ありがとうございます。」と返した。
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むぃろ(プロフ) - 麗さん» 修正しました！鬼に生きる【壱】の所もコメント下さりありがとうございます、助かります！ (2020年10月6日 16時) (
レス) id: 8e9e4a7270 (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 四十話ですが、起源ではなく機嫌だと思います (2020年10月6日 8時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 十九話の善逸の漢字が違います (2020年10月5日 23時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
むぃろ(プロフ) - りおさん» 学校ですか��(ﾟДﾟ)大変ですね……続編の作成には少し時間がかかりますが、できれば一週間以内には作りたいと考えていますのでたまに見に来て下さればと思います(*´ー｀*) (2020年4月16日 10時) (レス) id: 8e9e4a7270 (このIDを非表示/違反報告)
りお - おお……!ついに続編３に行きますか!私は今日から学校なのでみれる時間が減ります……(^o^;)続編ふぁいとぉ(･ω･´)ノ (2020年4月16日 4時) (レス) id: 5a5f8160c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：むぃろ | 作成日時：2020年3月15日 13時
