償い少女の物語

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無限月読の世界でチャラスケやメンマを期待した方すみません！
キャラ変えるのめんどくさかったなんでそんなことは無いんです…本当です(大嘘)


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ナルト「Aってば変なの！」


アハハと大きく口を開けて笑うナルトの周りを見渡すと同期や一つ上の先輩…ガイ班のメンバーもいる。

そしてその中にAとサスケによく似た青年がAの目に入った。

それはサスケと同じAの兄である人物……イタチだ。


貴『イタチ……兄さん？』


イタチ「？どうした？A。」


爽やかに笑う彼は、もうすでに無くなっているはず…そんな彼を見てAは確信した。


これは完全に敵に仕組まれた幻術だと。


マダラ……いや、オビトが言っていた月の眼計画。あれの可能性が高い。

だがこれが幻術だとわかったところで解決策などなかった。


貴『(さっき幻術返しをやってみても何も変わらなかった……相当強い幻術なの？)』


試しに写輪眼を出そうと力を込めたが写輪眼を出すだけのチャクラが無い。
先のマダラ戦でチャクラを無駄に消費してしまった所為だ。

そうなって仕舞えば今できることはただ一つ。


イタチ「A？」


貴『なんでもない！今日は何するんだっけ？』


イタチにそう笑いかける。
この妹、弟思いの兄イタチが幻術で作られたものだと思うと吐き気がし、目に涙がたまりそうになるが必死に抑える。

今のAにできることは情報を集める他ないのだからボロを出すわけにはいかなかった。


…………………そうこうして丸一日が過ぎた。

結局おかしな点はみんなが普通に生きて暮らしている他は何もなく。

驚くべきことに、途中で暁のみんなやカカシと合流した為何気なくこの世界がおかしいという話を持ちかけたが「そうか？そうは思わないが…」という言葉だけで終わってしまった。

今日一日、ただ笑ってお団子を食べて川で遊んでぶらぶらしただけだった。



本当に平和な世界。


Aが、みんなが待ち望んでいた世界だ。



貴『お休みなさい。』


フガク「あぁ。」


ミコト「えぇ、お休みなさい。」


サスケ「ん。」


イタチ「お休み。A。」


家族みんなから挨拶をもらい襖を閉めて自分の部屋に向かい電気を消し。布団に手を伸ばす。
だが…布団を掴む前にAの手は止まった。

頰を伝うものに気がついたからだ。

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