三十話 ページ31
Aは表情を変える事なく我妻の頭を撫で続ける。
対する我妻はしばらく固まっていたが、突然火が灯ったようにボッと赤くなると、またまた騒ぎ出した。
我妻「え、いっいやいやいやなんで撫でてんの!?え!?」
貴「ふんふ、ふくく。」
ゆっくりと首を横に降る。
それはさっき我妻の言ったこと。
「気持ち悪いよね……人の心が読めるなんてさ…」
という言葉の否定を表していた。
我妻は最初、何のことだと頭に?を浮かべていたが、思い出したようだ。
ハッとした善逸が叫ぶ。
我妻「え!?まさかあの言葉の事!?」
貴「ふく。」
我妻「!っAちゃん……」
未だ頭を撫で続けるAに我妻は赤面しながらも目に涙を浮かべていく。
我妻「優しいよぉぉおおお!!!やっぱり結婚しよぉぉおおお!?!?」
貴「ふ!?」
まぁ、そんな感動的なシーンはAに頭突きとも言える勢いで抱きついた我妻によってあっけなく破壊されたが。
そして我妻の反対……つまりはAの左隣にいた無一郎の「うるさい」というなんとも少なく冷たい一言によってこの話は切られた。
その後、A達の食事は何事も無く進み食事という名の飲み会は夜遅くまで続いた。
その間、Aは少し、ほんの少し静かになった我妻の話を聞きながらお水をちょびちょびと口に入れるだけだったが、
酔った宇随とそれにのった伊之助が店を暴れまわったり、蜜璃の食べ終えた皿で雪崩が起きたりする光景を見ていれば時間はあっという間に過ぎていった。
そして終盤に差し掛かった時。
かりかりかり
という小さな音がAの耳に入ってきた。
何か聞こえないかと善逸の方を見ると、善逸はなんの音が知っている様子で竈門の持っていた大きめの箱を見ているのが見える。
ちょうどその箱の横には竈門がおり、何やら箱を開けようとしているようだった。
竈門「禰豆子!!起きたのか?」
竈門が箱の扉を開ける。
禰豆子という名があるのだし、爪で引っ掻いたような音だったので最初はお供の動物を連れているのかと思った。
だが、そのAの予想は大きく外れた。
貴「……!」
竈門「おはよう禰豆子!どこも痛くないか?」
禰豆子「ふく。」
その小さな箱の中から、竈門によく似た髪色の女の子が入っていたのだ。
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むぃろ(プロフ) - 麗さん» コメントありがとうございます!修正しました! (2020年10月6日 12時) (レス) id: 8e9e4a7270 (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 十話の所ですが、はが一つ多い所があります。 (2020年10月5日 22時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
むぃろ(プロフ) - さくらさん» わかります!甘いもの好きなのに外行かなくて運動不足になりますし、カラオケに行く予定だったのにコロナのせいで行けなくなりました…早く夏になって死滅してくれれば嬉しいんですけどね(´;ω;`) (2020年3月3日 18時) (レス) id: 8e9e4a7270 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - 食べれましたね!私は外出できないので太りそうです( ;∀;)極度の甘党なので (2020年3月3日 16時) (レス) id: f69b55532e (このIDを非表示/違反報告)
むぃろ(プロフ) - さくらさん» うわ…それは大変ですね!ワーク終わらせたんですか!?完全に存在を忘れていました…(−_−;)明日から投稿ペース下がったらすみませんww (2020年2月29日 23時) (レス) id: 8e9e4a7270 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:むぃろ | 作成日時:2020年2月1日 18時