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十三話 ページ14

歩いている人はほとんどいなく、お店もぽつりぽつりと光が付いているが全てが付いているわけではない。


そんな夜中にA達は街の中をゆっくりと歩いていた。



今までは当たり前だったその光景はなんだか特別に思えてしまって、きょろきょろと周りを見渡すAにを、そのAの左右に歩幅を合わせて歩いてくれている煉獄と宇随が面白そうに見ていた。



遠くの人の顔がぎりぎり見えるほどの暗闇の中なので、Aの竹の口枷も、額にある一本の小さなツノも闇に紛れて見えないだろう。


さらにそんなAの隣に目立つ巨体二人がいるので真ん中を歩くAには目がいかないはずだ。




何故こんな人里にAがいるのか。


それは数分前の出来事だった。







宇随「人里の方に行ってみるか?」



そう言われたのは、Aがいつものお散歩の時間を満喫していた時だった。

唐突に言われたその言葉は鬼であるAに疑問を持たせる。



貴「…ふ、ふく…ふふ?」



私が行っても大丈夫なのか。と言う意思を込めて言った言葉は伝わってはいないものの、そう思うことを予期していたのだろう。



煉獄「お館様からは許可を取っている!柱である俺たちが二人も付いていれば問題はないだろう!!」



宇随とは反対のAの隣を腕組みしながら歩いていた煉獄が夜でも構わないと言うように大きな声で返した。


そんな様子の煉獄に、それならば!と頭を縦に振ると、二人は笑って手を引っ張って行ってくれた。





そこで前文に戻る。




貴「ふふ!」



宇随「ん?満足か?」



貴「ふく。」



煉獄「うむ!それは良かった!」



ぶんぶんと頭をふるAに煉獄は笑う。

周りに人はおらず、月は完全に真上へと登ってきていた。



よし帰ろう、さぁ帰ろうとした時だ。


歩く三人の前から、目立つピンク色と黄緑色の髪の毛をした女性が歩いてきたのが見えた。



宇随「お!甘露寺じゃねぇか。」



鬼なので夜目がきくAが気づく前に前方の人物を確認した宇随と煉獄が警戒する様子はない。


一応警戒をといたAは一番体の大きい宇随の背に隠れ様子を見守る。


そうしている間にその甘露寺…と言う女性はすぐそこにきていた。



甘露寺「珍しいわね!宇随さんに煉獄さんっ!」



煉獄「少し散歩をしていてな!!甘露寺は任務の帰りか!?」



甘露寺「えぇ、今から疲れを取りに温泉へ行くところよ!」

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むぃろ(プロフ) - 麗さん» コメントありがとうございます!修正しました! (2020年10月6日 12時) (レス) id: 8e9e4a7270 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 十話の所ですが、はが一つ多い所があります。 (2020年10月5日 22時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
むぃろ(プロフ) - さくらさん» わかります!甘いもの好きなのに外行かなくて運動不足になりますし、カラオケに行く予定だったのにコロナのせいで行けなくなりました…早く夏になって死滅してくれれば嬉しいんですけどね(´;ω;`) (2020年3月3日 18時) (レス) id: 8e9e4a7270 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - 食べれましたね!私は外出できないので太りそうです( ;∀;)極度の甘党なので (2020年3月3日 16時) (レス) id: f69b55532e (このIDを非表示/違反報告)
むぃろ(プロフ) - さくらさん» うわ…それは大変ですね!ワーク終わらせたんですか!?完全に存在を忘れていました…(−_−;)明日から投稿ペース下がったらすみませんww (2020年2月29日 23時) (レス) id: 8e9e4a7270 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:むぃろ | 作成日時:2020年2月1日 18時

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