九話 ページ10
貴「任務…？鬼を狩ると言う仕事を二人もやっているのですか？」
驚いた様な様子のAに宇随はまさかと言う表情でAに問う。
宇随「……まさか……おいちび女。冨岡はお前がここに来た時なんの説明をした？」
貴「え……と…冨岡義勇さん…と言う名前と鬼を狩る仕事をしている…と言っていました。」
宇随の引きつった表情にAは、自分が何かしでかしてしまったのかと固まるが、どうやらそれは見当違いだったようだ。
宇随「冨岡のヤロー…なんも説明しなかったのかよ……」
煉獄「いつものやつだな！！」
盛大にため息をつく宇随にうんうんとすっごい速さで頭を振り納得する煉獄にAは頭を傾げることしかできなかった。
…………………………
二人からは冨岡から説明をもらわなかった分の説明をしてもらっていろいろな事を知った。
この世界にはA達の様な鬼が存在しており、鬼舞辻無惨と言う鬼が鬼を増やしていると言う事。
三人が鬼殺隊と言う鬼を殺し、裏から市民を守ると言う組織に所属していると言う事。
その鬼を殺すためには特殊な刀か太陽の光でしか殺せないと言う事。
鬼は藤の花に触れることも近づくこともできないと言う事、
そしてその三人が柱と言う組織の中でも上の立場だと言う事。
全てがAにとっては思いもしなかった事で、信じられない様な話だったが、自分が鬼となってしまっている以上信じないとは言えなかった。
煉獄「と言うわけだ！……む！もうこんな時間か！！」
宇随「っと、完全に忘れてたわ…それじゃ！！…派手に帰るか！」
煉獄「ではまた明日だな！！」
貴「は、はぁ…」
結局、二人は最初の発言通り、自分達の事を話すだけ話して帰ってしまった。
嵐のように来て去っていった二人が帰ると、当然のようにその場は静まり返る。
そんな静かな場所にいるのは、Aはなんとなく久しぶりに感じてしまい無意識に柵の奥を見てしまう。
貴「(……私を騙してるかもしれない…私は……信じない。)」
そう心の中で思いながら、Aは今日も牢屋の隅っこから動くことはなかった。
Aはその日。
久しぶりに夜が明けるまで夜空を見上げていた。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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むぃろ(プロフ) - 麗さん» コメントありがとうございます！修正しました！ (2020年10月6日 12時) (
レス) id: 8e9e4a7270 (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 十話の所ですが、はが一つ多い所があります。 (2020年10月5日 22時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
むぃろ(プロフ) - さくらさん» わかります！甘いもの好きなのに外行かなくて運動不足になりますし、カラオケに行く予定だったのにコロナのせいで行けなくなりました…早く夏になって死滅してくれれば嬉しいんですけどね(´；ω；`) (2020年3月3日 18時) (レス) id: 8e9e4a7270 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - 食べれましたね!私は外出できないので太りそうです( ；∀；)極度の甘党なので (2020年3月3日 16時) (レス) id: f69b55532e (このIDを非表示/違反報告)
むぃろ(プロフ) - さくらさん» うわ…それは大変ですね！ワーク終わらせたんですか！？完全に存在を忘れていました…（−＿−；）明日から投稿ペース下がったらすみませんww (2020年2月29日 23時) (レス) id: 8e9e4a7270 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：むぃろ | 作成日時：2020年2月1日 18時
