二十八話 ページ29
突然Aと善逸の間を裂くように入ってきたのは鈍い銀色に輝く一本の刀。
みんな「!?」
「!?っいぃやぁぁああああ!!!なになになになになに!!」
光の様な速さでバッと立ち上がり竈門の後ろに隠れた少年を、表情のわかりにくい瞳が貫いた。
時透「………」
貴「ふく……」
ある意味助かったとホッと息をつくAを他所に、時透は刀をしまう。
みんなの足が止まっていることがそれほど嫌だったのか、時透は一言も喋ることなく、Aを見ることもなく一番後ろへと戻っていってしまった。
竈門「こら善逸!!Aに謝れ!!そしてまずは名前を言ってから求婚しろ!!びっくりしているだろう!!!」
いや、そこか。
名前を言わなかったことが問題なのか。
我妻「うっ…俺は我妻善逸……ごめんね?Aちゃん……」
貴「ふく、ふふ。」
手を振って大丈夫だと伝えると、我妻はしょんぼりとしてしまっていた表情を一転させ、「よかったぁぁぁぁあ!!」とまた騒ぎ出した。
そんな我妻を置いといて煉獄達も竈門達に話しかける。
煉獄「竈門少年達は任務の帰りか!!」
竈門「はい!今から食事をしに行くところです!」
煉獄「ならば一緒に食事に行かないか!!」
伊之助「飯か!!!俺も行く!!」
我妻「えっ!!行っていいんですか!!!やったぁぁぁぁあ!!Aちゃんと食事できる!」
またぎゃいぎゃいと騒ぎだしたみんなを、Aは嫌な気持ち一つ感じることなく静かに見ていた。
…………………………
しばらく騒ぎながら歩いてついた場所は、ごく普通の食事処だった。
煉獄曰く「ここは夜遅くまで営業している」との事だ。
そしてみんながそれぞれ席に着くと、一気に注文しだした。
……そこまではいい。
そこまでは普通だったのだが…
貴「…………」
A達のいる席の机の上には大量の料理が運ばれており、机の上が全て埋まっている状態だ。
料理はとうに十人前は超え、それは全部煉獄と蜜璃が。
お皿の間の小さい隙間には宇随の頼んだお酒が敷き詰められている。
そのせいで机の上に乗らなかった各自の料理は、みんな手に持って好きなものを食べていた。
貴「ふ……ふがふ…」
善逸「いやなんでこんなに料理頼んだの…お腹どうなってんの?」
初めて善逸と同意見のAは席に座りながらみんなが楽しそうに食事をするのを見守っていた。
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むぃろ(プロフ) - 麗さん» コメントありがとうございます!修正しました! (2020年10月6日 12時) (レス) id: 8e9e4a7270 (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 十話の所ですが、はが一つ多い所があります。 (2020年10月5日 22時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
むぃろ(プロフ) - さくらさん» わかります!甘いもの好きなのに外行かなくて運動不足になりますし、カラオケに行く予定だったのにコロナのせいで行けなくなりました…早く夏になって死滅してくれれば嬉しいんですけどね(´;ω;`) (2020年3月3日 18時) (レス) id: 8e9e4a7270 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - 食べれましたね!私は外出できないので太りそうです( ;∀;)極度の甘党なので (2020年3月3日 16時) (レス) id: f69b55532e (このIDを非表示/違反報告)
むぃろ(プロフ) - さくらさん» うわ…それは大変ですね!ワーク終わらせたんですか!?完全に存在を忘れていました…(−_−;)明日から投稿ペース下がったらすみませんww (2020年2月29日 23時) (レス) id: 8e9e4a7270 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:むぃろ | 作成日時:2020年2月1日 18時