魔法少女と奇妙な冒険［ジョジョの奇妙な冒険］ (ページ5)

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五話ページ5

アヴ「やはり貴様がスタンド使いか！？」

『はぁ…何度言ったら分かるんですか

私はスタンドなんてものは知らない』

「ならばさっきの氷や宙を浮いていたのは何だったんだ！」

『あれは確かに私の能力…

ですが、スタンドなんて名前じゃないし、そもそも私の能力に名前など無い』

腑に落ちない、と言った顔をされる

まだ信用し切っていないな…

信用してほしいなんて思ってもいないけど

「この女の子達かね？密航者というのは」

腕を掴まれる

『…誰ですかあなた』

「キャプテン」

こいつが船長か

「私は密航者には厳しい質だ

女の子とはいえナメられると限度無く密航者は来る」ギリッ

『……』

手の力が強くなっていく

痛いんだけど…

電気流してやろうか

「港に着くまで下の船室に軟禁させてもらうよ」

「キャプテン

お聞きしたいのですが、船員10名の身元は確かなものなんでしょうな」

「間違いありませんよ

どうしてそんなに神経質になるのか分かりませんけれども…」

何故こいつらは身元を気にするんだ？

…まさか、誰かに追われているのか？

はぁ…何にせよ乗る船間違えたな

「ところで！」

船長が黒い学生服の男の吸っていた煙草を奪い取る

「甲板での喫煙は御遠慮願おう

この灰や吸い殻をどうする気なのだ？

まさかこの美しい海に捨てるつもりじゃなかったのかね？

君はお客様だが、船のルールには従ってもらおう

無法者君」

チェンジ【水】

船長は帽子の金具の部分に煙草を擦り付けようとする

それをいち早く感じた私は指鉄砲の形をして

『バーン』ビシャッ

「「「！？」」

水を飛ばし、煙草の火を消した

「…どういうつもりだ？」

『その学生服の人の帽子の金具の部分に、煙草を擦り付けて火を消そうとしてましたよね

いくら船のルールが大切だからと言って、それは客に対して失礼なんじゃないですか？』

「…お前に何かを言われる筋合いはない」

『そうですか、分かりました

密航者は黙っていますよ』

…流石に上から目線過ぎたか