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｢ペ神〜着いたで｣
男は少女を抱えて医務室に入る。もう一人は城について早々に自室に戻っている。
｢ホンマ通信入ったとき時間外労働で訴えたろか思ったわ｣
｢すまんなペ神。今度ロボロ連れて来たるやん｣
｢おー、よろしく。取り敢えずそのベッドに寝かせたって｣
時間も時間だ。珍しく雑面を外しているペ神と呼ばれた男は、長めのシャツを1枚身につけてあるだけの少女を見遣る。
｢この子中に出されてんで。処理ったってや｣
｢あーれま、大変やな｣
この時間は宿直に当たっているメイドしか起きていないだろう。基本男を主食としている自分なら大丈夫だろうと、仕方なく腰をあげ、運んできた男にもう戻ってええよと一言声をかける。
声をかけられた男は先と同じ笑顔を浮かべ、少女の頭を撫でると医務室を後にした。
少女を任された男は、ごめんね、と一言呟き少女の服を脱がす。白い肌が顕になると共に視界に入る傷や白濁の汚れに顔を顰めた。全身の汚れを綺麗に拭き取ってやり、傷口には軽く消毒をする。
詳しく容態を見る前に、恐らく少女の一番の心配の種であろう中の掃除をするために少女を抱え、医務室に隣接する自室の浴場へ向かう。血の混じったそこは痛々しいもので子宮破損の可能性も頭に浮かべながら、丁寧に洗い流す。
意識は無いはずだが、時折くぐもった声を漏らす少女を哀れむような目で見つめる。
庇護欲に征服欲、加虐心、その全てを掻き立てるような少女の風貌に一つ溜め息を漏らし、その身体をタオルで包んでやる。
そのまま医務室のベッドに少女を下ろし、赤く腫れた右腕を少し押すと、少女からは痛々しい声が上がる。
｢......やっぱ折れてへん？これ。少なくともヒビは入ってるね｣
固定しとくかぁ、と独りごちて男は少女の手当を始めた。
一通り、診察と処置を終え、タオルに包まれた少女を見る。膣は傷付いていたが、子宮は傷付いていなかったことに安堵した。少女が来ていたシャツは一部が破け、血やら何やらで汚れていた為、備え付けの患者服を着せた。元々兵士の体格を前提として作られたその患者服は少女より一回りも二回りも大きかった。
｢.........下着はまぁ、我慢してね。女物とか用意してへんし｣
聞こえるはずのない少女に声をかけ、灯りを消して医務室を後にした。
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コルネイユ(プロフ) - 塩田さん» 塩田さん初めまして、コメント頂き有難うございます。前作も読んで頂き、その様なお言葉も頂けて作者冥利に尽きます...本当に嬉しく思います🥰塩田さんのような読者の方がいて下さるお陰で頑張ることが出来ています、今後も作品共々宜しくお願い致します...！ (2023年3月14日 19時) (
レス) id: 4edc66b9fe (このIDを非表示/違反報告)
塩田(プロフ) - コルネイユさん、こんばんは。この作品、更新される度にじっくり大切に読むくらい大好きだったので、また公開してくれて凄く嬉しいです😭 これからも頑張ってください…！ (2023年3月14日 0時) (レス) @page40 id: 9daab44624 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コルネイユ | 作成日時：2023年3月7日 14時
