君を、守るよ。３

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ー深澤



だるい…


ひっじょーにだるい…



割れるような頭の痛さと、

鉛のように重たい身体。

やっちまったと頭を抱えた。



まぁ今日の外来少ないし…

午前終われば、夕方にAの予約だけ。


…あ、ダメだ今日当直…


ってなったのが朝。




出勤して朝イチのチームカンファで医局で照と顔を合わせれば秒でこのどうにもならない体調なんて見抜かれ…


当直代わるから、と告げられた。


午前診はなんとか終えて、

朝よりも明らかに悪化した体調に

Aの診察は俺が貰うから帰れと言われたけど

やっぱりAだけは自分で診察しておきたくて。



空いてる処置室のベッドに転がりながら夕方を待った。






もう何年の付き合いにもなる患児は主治医の顔色なんて余裕で見抜けるらしく…




気づいたら担当患児が運転する助手席に寝かせてもらっているという情けなさMAXの状況に…



身体にも顔にも似つかわしくないごっつい車体のアクセルを踏み込む姿。


おま、、イケメンかよー…





「ふっかせんせい、さむくない？だいじょうぶ？」



ふわりとかけられたマイ〇ロ？のピンクのブランケットから香るギャルの匂いはなんだか安心するし…



後部座席に目線を向ければ、いつだったかクレーンゲームで自分が取った黄色いキャラクターが鎮座していて…鼻の奥がツンとした。




弱ってんなぁ…自分…わら




そうこうしていれば、あっという間に自宅に着いたらしく…





「ふっかせんせ、起きれる？歩ける？」



ギャルが超至近距離で顔覗き込んでた。







目でっか。


まつ毛なっが。


唇………なんでもない、

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