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ー岩本
その後、佐久間からふっかにも一報入れてくれて。
Aちゃん本人からは話は聞けないし、
ママを追っかけていった康二が戻ってくる気配もなく詳細は聞けず…
そのまま午後のチームカンファ。
ステーションに戻れば
カンファ終わりで雪崩込む医者たちと
夜勤の看護師さんが出勤してくる時間帯。
中々の密度でガヤガヤとしている。
向『はいはいはーーーい!!!』
向『みなさーーん!!注目!!!』
今日のどんよりしたステーションの雰囲気とは不釣り合いの康二の声が響く。
向『ほれ、おいで、』
そんな康二に手を引かれ現れたのは、
『Aちゃん、』
久しぶりに見る、その姿。
トレードマークのツインテールは
結ばれることなく降ろされていて。
胸のあたりまで長さのあるさらっさらな髪が揺れている。
バリバリにメイクされた顔しか見たことなかったけど、
化粧をしてないその表情は、年相応の女の子。
(隈は…目立つな…)
気まづそうに、
でも何かを決意したように、
康二とともにステーションの中央にきた彼女は…
「…いっぱい、」
『『『……』』』
「…ごめんなさい、でした、」
『『『!!!』』』
そう、ちっこい頭を下げたんだ。
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かずよ(プロフ) - 更新ありがとうございます! (2021年11月17日 21時) (レス) @page45 id: 2374a82ec8 (このIDを非表示/違反報告)
カッパ(プロフ) - とても面白いです。更新楽しみにしてます。 (2021年9月15日 22時) (レス) id: fb43455fe0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆる(プロフ) - Twitter今凍結してて、こちらにリクエストさせて頂きました。ママさんにめちゃくちゃ甘えて甘やかして貰えるお話と、逆に、ママさんに怒られてしまうお話がみたいです。出来ればでいいのでご検討お願いします。この小説とても好きです。更新楽しみにしています(*^^*) (2021年6月29日 17時) (レス) id: 7891c50969 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:corina | 作成日時:2021年5月3日 20時