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ー深澤
向『Aちゃん、おててみーせーて？やで？』
「やぁだっ！わら」
向『やぁだちゃうよ、そんなかわいいお顔してもだぁめやって(笑)』
「きゃはっ、！笑」
日も沈んだ頃、
照と翔太と3人で外来に降りると
康二と本日最後の患者さんがきゃっきゃしてる。
今や康二の後輩となったAだけど
患者になるとあっという間に患児に退行するらしい。
ちょけて笑う顔、
高校生の頃となんも変わんねぇ(笑)
『お嬢さんよ〜、まだちっくんおわってないの？わら』
朝、翔太と約束してなかったっけ？
俺たちが外来くるまでにルートキープ終わらせとく、って。
「ったぁ、！」
渡『康二も忙しいの、迷惑かけんな』
案の定、ゲンコツ突かれてる(笑)
渡『早く。手出して。』
「んんっ、！」
渡『ほら、！』
そんな急かしたら泣くって〜
「…っ、ふぇ〜ん！泣」
岩『やっぱり泣いた(笑)』
彼女の扱い、下手すぎない？わら
『よしよし、ちっくんやだもんなぁ？わら』
『A、翔太に抱っこしてもらったら？ぎゅーしてならいっつも上手にちっくんできるもんな？』
はぁ…なんてでっかい溜め息つきながらも、
Aの両脇掴んで、
ひょいっと抱き上げて。
自分と向かい合わせになるように
強く抱きしめて丸椅子に座った翔太も、
Aが嫌なことは早く終わらせてあげたい
っていう不器用すぎる優しさで。
「やっだ、のー！泣」
渡『はいはい、やだね。』
言葉は厳しいけど。
頭撫でるその手、甘すぎない？わら
「っ、！！」
『はぁい、おしまい〜。がんばりました〜！』
もう何百回と針刺されてきてるからさ。
やだって泣いて嫌がって暴れても
絶対に手だけは動かさないのよね。
「っぐすん、泣」
翔太にへばりついて甘えてるAを確認して、
『…(このまま鎮静する』
渡『…(頷』
目で合図。
ベッド寝かせるとまたきゃんきゃん興奮するからね。わら
翔太に抱いて貰ったまま、
繋いだ点滴の横から鎮静剤を投与。
「…すぅ、」
あっという間に眠りに落ちて脱力したAを翔太が抱え直して。
『処置室行こっか。』
ぞろぞろとみんなで処置室へ。
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かずよ(プロフ) - 更新ありがとうございます！ (2021年11月17日 21時) (
レス) @page45 id: 2374a82ec8 (このIDを非表示/違反報告)
カッパ(プロフ) - とても面白いです。更新楽しみにしてます。 (2021年9月15日 22時) (レス) id: fb43455fe0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆる(プロフ) - Twitter今凍結してて、こちらにリクエストさせて頂きました。ママさんにめちゃくちゃ甘えて甘やかして貰えるお話と、逆に、ママさんに怒られてしまうお話がみたいです。出来ればでいいのでご検討お願いします。この小説とても好きです。更新楽しみにしています(*^^*) (2021年6月29日 17時) (レス) id: 7891c50969 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：corina | 作成日時：2021年5月3日 20時
