君を、守るよ。３

＊ｉｆ…… ページ33

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ー目黒






ー結果なんだけど…目黒が、適合だった。





身体から一気に力が抜けて。



あぁ、これで助かる術がまた1つ増えたんだ、



っていうほんとに、ただそれだけ。





平日の、お昼前の病棟で。


午前中の受け持ちの仕事も一通り終わって、


ステーションで記録を書いていれば






『めめ、ちょっとい？』



妹の、主治医。


…ふっか先生からのお呼び出し。








2人でせっまいカンファレンスルームに入れば、



告げられたのは先日やったHLAの結果について。




両親と、俺と、弟と。




今現在、この病棟に入院中の妹へ。



骨髄移植が可能かどうかの判定をする検査の結果。





自分と妹の型が一致した、そんな報告だった。






深『もう一度、聞いておくね。移植を希望しますか、？』





『お願いします、』





そんなん、初めっから一択しかない。


NO、なんて選択肢生まれること、ある？







ーん。じゃあ早急に準備進めさせてもらう。


ー余計な世話かもしんないけどさ、


ー…あんま気負いすんな、





ぽん、と俺の肩叩いて

白衣靡かせてカンファレンスルームから出ていったふっか先生には


全てお見通しなのかもしれない。






そっからはもうトントン拍子。


日取りが決まれば、


勤務の合間に術前検査進めて、


勤務調整で看護スタッフみんなに迷惑かけたけど…


みんな快く変更に応じてくれたり。




同時に…

妹にも移植前処置で大量ケモが開始されて。




あっという間に、移植当日。



起きたら目の前には佐久間くんの顔。

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