君を、守るよ。２ (ページ42)

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ー渡辺

『…お邪魔しまーーす、(小声』

ふっかに続いて部屋に入れば。

ピンクのでっけーキャリーケースの上に鎮座する

なんだっけ、夢の国の…フレンドたち…

クマと、その彼女、？がお出迎え。

余計なものは特にない綺麗に片付けられた部屋に、

アンパンのキャラクターがでっかく描かれたタオルケットを被った塊がベッドの上に1つ。

その横には寂しそうにその塊の方を向いて転がる…なんだっけ…正義の味方に出てくる…えっと、、、

忘れた。

なんか青い角が生えた、ぬいぐるみ。

物珍しいJKの病室を観察していれば、

主治医のふっかは微動だにしないその塊を

気にする様子もなく話しかけ始める。

深『Aちゃん、急にでごめんけど、明日からの治療の前にAちゃんの心臓が元気かなーって確認しておきたくて』

深『今から心エコーっていうエコーの検査をします。痛くも痒くもないし、パジャマ着たままでいいから胸だけ貸してほしい。』

深『それで、そのエコーをしてくれるのが、小児科の心臓を専門にしている、、、』

『わたなべです。』

深『渡辺先生。みんなからはね、しょっぴーって呼ばれてるんだよ、』

ふっかの話術に釣られて、自己紹介。

いやいや、ほんとに無動だけど。

こんなんでエコーしていいの！？

パニックパニック。