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私は男を抱えて夏油の元へ向かった
暴れられたら困るので顔から下を水銀で覆った状態で
夜蛾先生との縛りがあるから私は人を殺せない
正確には殺意を持った状態で人を攻撃できない
五条の時やこの男のように相手の意識を失わせるためだけに攻撃するのはセーフな訳だ
早く夏油と合流しないと
あ、でも夏油、敵瞬殺してたからな
私少し時間かかったから会えないかも
その時、私は屋根を走る影を見つけた
上を見ると、そこには白髪サングラス
「あっ!五条!」
ちょうど良い
わたしは屋根に飛び移り、五条たちを追った
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しばらく走ると、住宅街の上に出る
「ちょっ、五条速いって……」
私はそこでようやく五条たちに追いついた
成人男性+水銀+呪具を持ったまま走るのはキツかった……
「天花!?ついてきてたのかよ!で、それ何。あと、
その腕どうした?」
五条が私の持つ銀色の物体と私の腕を指した
「ああ、これは襲来した呪詛師の1人。腕はめんどくさい呪具で腐敗しちゃったけど治ると思う」
プルルルル
五条の電話が鳴る
「天内の首に3000万の賞金?……成程ね」
五条は少し電話で話すとパコっとガラケーを閉じた
「ったく呪術師は年中人手不足だってのに転職するなら歓迎するよオッサン」
「2、3、4人……皆同じ背格好じゃ式神か?」
「いやぁ、職安も楽じゃねぇだろ。そのガキ譲ってくれればそれでいい」
男がズズズズと5体目を出す
「増えた!!5人じゃ!!」
「五条、理子ちゃん守っとくから思いっきりやっちゃって」
私は理子ちゃんをこちらへと引き寄せた
「どこがいいんだよこんなガキ」
覆面男たちの内2人が引き寄せられ、やられる
「式神が消えん!!どれが本体じゃ!?」
腕の中にいる理子ちゃんが呟く
「式神じゃない、分身だよ。全部本体のね」
私がそう言うと、五条はこちらを向いて目を細めた
「へぇ、分かるんだ」
「なんとなく、勘」
漫画で見たとはいえず、なんとなく、とその場を濁した
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リリス(プロフ) - マハマさん» そんなにお褒めいただきありがとうございます( *´꒳`* ) (4月14日 0時) (レス) id: 5acd75e888 (このIDを非表示/違反報告)
マハマ - この作品は神!!今までで1番続きが気になる作品でした!! (2月3日 22時) (レス) @page29 id: 9cd9fca0aa (このIDを非表示/違反報告)
リリス(プロフ) - 初心者です!さん» ありがとうございます。更新頑張ります! (12月29日 11時) (レス) id: 5acd75e888 (このIDを非表示/違反報告)
初心者です! - 更新頑張ってください!めっちゃ面白いです! (12月29日 10時) (レス) @page18 id: 4136f150ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リリス | 作成日時:2023年12月19日 6時