夏祭り【番外編】 ページ33
・
これは番外編です。ご都合設定で天花が一般人にも見えています
苦手な方は飛ばしてお読みください
夏といえば海
それもひとつの意見だ
ただ、私は海以外にも夏を代表するものがあると思う
そう、それは……
「夏祭り！」
私とさしす組は今、夏祭りの会場に来ていた
漂う美味しそうな匂い、ガヤガヤと人の声がする
「ねね、硝子！あっちの屋台美味しそうだよ！」
私が硝子の腕を引っ張る
「天花、走ると危ないよ」
それを夏油がたしなめる
「はーい、ママ！」
「だれがママですか」
私と夏油がそんな会話をしている後ろでは五条が不貞腐れたような顔をしてたっていた
「別に俺は来たくて来たわけじゃねぇし……」
そう言いながらも五条は着物を着ていて誰よりも気合いが入っている
五条は最初は渋っていたが学生としての青春を主軸に熱量と勢いで押し通し、渋々了承をしてくれた
来てくれないかも……とも思ったがこちらが指定した時刻にちゃんと夏油と共に来てくれた
「でも、来てくれてありがとうね五条」
私は五条に笑いかけた
さて！と、私は夏油を見る
「じゃ、これからは別行動で。あ、ガラケーは見ておいてね」
「分かった」
私たちは夏油と五条、私と硝子で一旦別れた
「さっそく焼きそば食べに行こうかな〜」
私は再度硝子の腕を引っ張る
今度は夏油に言われた通りに走らず、早歩きで
「おっちゃん！焼きそば2つ！」
「あいよ」
焼きそば屋台のおっちゃんが焼きそばを焼き始めた
「いい匂い」
ソースの香りが私のお腹の虫を鳴らす
この時のためにお昼ご飯を抜いてきたのだ
お腹の準備は万端だ
「焼きそば2つ、おまち！」
おっちゃんが焼きそばを手渡した
私はお礼を言い、代金を支払った
「はい、硝子」
私はやきそばを硝子に手渡す
「あっ、いらなかったら言って。私2つ食べるから」
私は今回勝手に買ってしまったので、硝子を少し気遣う
「あはは、大丈夫だよ。ありがたく頂くね」
硝子は笑って私が持っている焼きそばを1つ受け取った
私たちは焼きそばを食べながらほかの屋台を見て回る
「あっ、あの屋台気になるから見てみよう！」
こうして、夏祭りの夜は更けていった……
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 120人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
リリス(プロフ) - マハマさん» そんなにお褒めいただきありがとうございます( *´꒳`* ) (4月14日 0時) (
レス) id: 5acd75e888 (このIDを非表示/違反報告)
マハマ - この作品は神！！今までで1番続きが気になる作品でした！！ (2月3日 22時) (レス) @page29 id: 9cd9fca0aa (このIDを非表示/違反報告)
リリス(プロフ) - 初心者です！さん» ありがとうございます。更新頑張ります！ (12月29日 11時) (レス) id: 5acd75e888 (このIDを非表示/違反報告)
初心者です！ - 更新頑張ってください！めっちゃ面白いです！ (12月29日 10時) (レス) @page18 id: 4136f150ea (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：リリス | 作成日時：2023年12月19日 6時
