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私は今、公園にいる

目の前には呪霊

身動きは取れない

呪霊が手の鎌を振り上げる

そして、私の心臓を貫いた














時は数時間前に遡る

その日は1日座学だったため、特に何も無く終わり、私は部屋で宿題をしていた

その時、コンコンと扉を叩く音が聞こえた

声が聞こえる前に察した私は机から立ち上がった

椅子がギイッと軋む

「天花術師、任務です」

「え〜またぁ〜?」

連勤だよ……と文句を言いながら扉を開けた

まあ、特級だから仕方がないんだけどさ……

「こんにちは。今回補助監督を務める溝口です」

任務の概要です。と、数枚のプリントを渡される

「また、今回は合同任務となります」

最近、合同任務多いね

「合同相手は?」

「灰原術師と七海術師です」

ハイバラジュツシとナナミジュツシ……

灰原術師と七海術師……

灰原と七海?

いぃやっほぉい!!

私はガッツポーズをするのを寸前で止め、真顔で

「なるほど」

と、頷いた

五条高専時代の1年ズか〜

会いたかったんだよね〜

補助監督さんと歩いて、校門へ向かった

校門では既に二人がいた

私は荒ぶる心を表面に出さないように注意しながら、笑顔を作る

「こんにちは。2年の天花です。今回の合同任務はよろしくお願いします」

私がそう挨拶すると、後輩2人も挨拶をした

「こんにちは!1年の灰原雄です!こちらこそよろしくお願いします!」

おお……灰原くんは元気だね

正のエネルギーを感じる……

「こんにちは。同じく1年の七海建人です。転入された方ですよね。話は聞いています」

七海くんはちょっとお疲れ気味?

話を聞くと、2人とも1週間の出張のすぐ後の任務らしい

そりゃ疲れてるわ……

てか、灰原くんの体力が異常

「おけ、灰原とナナミンね」

「……いま、なんと?」

私の発言にすかさず七海が食いつく

「灰原くんとナナミンね」

「……なんですか、ナナミンとは」

「いいじゃんナナミン!語呂が良い!」

私は手でグッドを作る

七海は額に手を当て、あなたも五条先輩と同じタイプか……と呟きながらため息をついた

夜蛾先生の話によると、私が呪霊であることは2年メンバーと先生と上以外では話さないようにしているらしい

だから補助監督さんとかも怖がらないでくれる

今後も私が死ぬまで隠すことになるのだろう

「じゃ、行こっか」

私は二人に声をかけ、車に乗り込んだ

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リリス(プロフ) - マハマさん» そんなにお褒めいただきありがとうございます( *´꒳`* ) (4月14日 0時) (レス) id: 5acd75e888 (このIDを非表示/違反報告)
マハマ - この作品は神!!今までで1番続きが気になる作品でした!! (2月3日 22時) (レス) @page29 id: 9cd9fca0aa (このIDを非表示/違反報告)
リリス(プロフ) - 初心者です!さん» ありがとうございます。更新頑張ります! (12月29日 11時) (レス) id: 5acd75e888 (このIDを非表示/違反報告)
初心者です! - 更新頑張ってください!めっちゃ面白いです! (12月29日 10時) (レス) @page18 id: 4136f150ea (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リリス | 作成日時:2023年12月19日 6時

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