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夏油は助手席に私は後部座席に座った

器は申し訳ないけど足元に置き、呪いに当てられている子は私が膝枕をして、横にしている

私は夏油にとあることについて話すかどうかを迷っていた

原作を変えたくなければ、この話題を言わない方がいいだろう

ただ、一瞬とはいえ、あんな辛そうな顔を見せられたら……

私は話しかける決心をした

「夏油、呪霊って美味しいの?」

夏油は私から話しかけたことに驚いたようだった

「どうしてそう思うんだい?」

「だって、夏油、呪霊を飲み込むとき、辛そうな顔してたんだもん」

夏油は少し止まると、笑いながら答えた

「無茶苦茶不味いよ」

「例えば、どのくらい?」

「吐瀉物を処理した雑巾を丸呑みにしているくらいかな」

「うぇっ、不味そう……」

私は硝子に脳の糖分補給用として貰った飴をポケットから取り出した

「夏油」

私は夏油に呼びかけた

「なんだい?」

夏油がこちらを向く

「手、出して」

夏油は首をかしげながら、素直に手を出した

私はその手に飴を渡した

「口直しに飴あげる。今後も呪霊を取り込んだあとは舐めるといいよ」

それだけで、少し気分は軽くなると思うから

私はニコッと笑った

「……」

夏油は飴を見つめている

余計なお世話かもしれない

けれど、放っておけなかった

夏油は飴をパクッと食べた

口の中でコロコロと転がす

夏油は笑顔になった

「うん。これはいいね。ありがとう。天花」

「どういたしまして」

私はそう返す

「なんだか、最近天花に感謝してばっかりな気がするよ」

「いやいや、いいことだよーそれは」

私は夏油に向かってもう一度笑いかけた

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リリス(プロフ) - マハマさん» そんなにお褒めいただきありがとうございます( *´꒳`* ) (4月14日 0時) (レス) id: 5acd75e888 (このIDを非表示/違反報告)
マハマ - この作品は神!!今までで1番続きが気になる作品でした!! (2月3日 22時) (レス) @page29 id: 9cd9fca0aa (このIDを非表示/違反報告)
リリス(プロフ) - 初心者です!さん» ありがとうございます。更新頑張ります! (12月29日 11時) (レス) id: 5acd75e888 (このIDを非表示/違反報告)
初心者です! - 更新頑張ってください!めっちゃ面白いです! (12月29日 10時) (レス) @page18 id: 4136f150ea (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リリス | 作成日時:2023年12月19日 6時

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