転生したら水銀の呪霊だったんだが

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五条へお土産を渡すのは硝子に任せて、私は夏油へお土産を渡すこととした

五条に嫌われてるかもしれないし、目の前でお土産捨てられたら流石に傷つく

そこで、少なくとも目の前で捨てないであろう、優等生の夏油君に渡すこととする

コンコン

「夏油ー、ショッピングのお土産ー」

私がそう言って、しばらくすると、ガチャという音を立てて、扉が開いた

「ああ、天花か。ありがとう」

夏油は私から袋を受け取ると、ニコッと笑って、扉を閉めた

夏油は本心がよくわかんないんだよな……

「まあいいや、私も部屋に帰って、寝よう」







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扉を叩く音がして、私は起きた

扉を開けると、目の前に黒スーツ

あー、この展開見たことあるわー

「夜分遅くに失礼します。本日補助監督を務める山村です。任務が入りました」

「分かりました」

「なお、今回は夏油術師との合同任務となります」

「……なるほど」

とりあえず、原作になるべく関わらないような関わり方をしなければ……！！

前回と同じように車に案内されている間に資料をペラペラとめくる

要約すると、神社に土地神の呪霊が出て、子供が３人肝試しに行って行方不明になったらしい

等級は１級

子供は生きてれば救出、死んでれば回収っと……

前回と違って、私には術式があるし、夏油もいるから相当のことがない限り、まあ大丈夫だろう

私は車に乗り込んだ

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