検索窓
今日:28 hit、昨日:33 hit、合計:21,064 hit

ページ16







「おっはよーございまーす!」

私は教室の扉を開けると、元気に挨拶をした

「おはよう、天花」

「おはようございます」

「……」

教室には私以外、全員揃っていた

私は黙っている五条の元に行った

「五条、ありがとね。気絶してる私のこと運んでくれたって聞いたよ」

「別に。お前が雑魚なのが悪いんだよ。あのレベルの呪霊、俺ならワンパンだわ」

「あーそーですか」

五条は相変わらず辛辣

うーん、敬語を外してみたけれど、和解の道のりは遠そうだ……

キーンコーンカーンコーン

始業のチャイムが鳴ったので、私は席に着く

ガラッ

夜蛾先生が教室の中に入ってきた

「午前は座学、午後は鍛錬だ。術式が判明したばかりで、操作に慣れていない天花のためにも、付き合ってやってくれ」

それを聞いた硝子と夏油が身を乗り出した

「術式が判明したのかい?」

「へー、どんな術式?」

私は手を前に伸ばした

目の前にプカプカと浮かぶ水銀が出てくる

「水銀操術。水銀を出して、その状態を変化させることで攻撃できるよ」

そこまで説明して、私は手を下ろした

浮かんでいた水銀が消える

このように、術式をキャンセルすることもできる

これも、昨日の研究で分かったことだ

「まあ……そういうことだ。では、午前は鍛錬なので、グラウンドへ向かうように。あと、天花、制服と学生証だ」

おおー、仕事が早いね

制服は巫女服っぽくどころか、完全に巫女服だ

胸に高専バッジが付いていて、何故か一緒に下駄まである

「可愛い〜」

ちゃんと要望通りにしてくれたことが少し嬉しい

制服を机に置き、次は学生証を見る

学籍番号に名前に生年月日

本来、顔写真が載っているところはわたしがカメラに映らないから無い

後は等級だけど……

「特級!?」

入学初期から特級って……

乙骨かよ

「先生、これってアリなんですか?」

「まあ、天花は初日に特級呪霊を祓っていたし……特例だ」

これで私は一人で国家転覆が可能な存在として登録されるわけだ

「特級呪霊に特級術師、1級術師に反転術式の使い手って……どんな世代だよ」

私はそう呟いた

・→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (60 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
120人がお気に入り
設定タグ:呪術廻戦 , さしす
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

リリス(プロフ) - マハマさん» そんなにお褒めいただきありがとうございます( *´꒳`* ) (4月14日 0時) (レス) id: 5acd75e888 (このIDを非表示/違反報告)
マハマ - この作品は神!!今までで1番続きが気になる作品でした!! (2月3日 22時) (レス) @page29 id: 9cd9fca0aa (このIDを非表示/違反報告)
リリス(プロフ) - 初心者です!さん» ありがとうございます。更新頑張ります! (12月29日 11時) (レス) id: 5acd75e888 (このIDを非表示/違反報告)
初心者です! - 更新頑張ってください!めっちゃ面白いです! (12月29日 10時) (レス) @page18 id: 4136f150ea (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:リリス | 作成日時:2023年12月19日 6時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。