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えーと、何だっけ
そうだ、私、商店街で戦って、気絶したんだっけか
薬品の臭いがする……
「ハッ」
ガバッ
私はベッドから起き上がった
「起きたか」
「硝子……」
「びっくりしたんだぞ、五条が眠ってるお前を運んできたときは」
え、五条が!?
そこも気になるが、第一はそこじゃない
「呪霊……祓えてた?」
もしかしたら、祓えてなかったかもしれない
消えたと思ったけど、あのとき、意識朦朧としてたからなぁ……
「ああ、祓えてたよ」
硝子の言葉に私はやっと安心することが出来た
「良かったぁぁぁぁ」
安堵のため息をつく
それを見た硝子は笑って
「天花って、本当に呪霊っぽくないよな」
といった
「え?そうかな?」
と、私が聞きかえすと
「そうだよ」
と、答えられた
「本来、呪霊は人間のこと好ましく思っていないんだ。人間の負の感情から生まれてるからな。というか、そもそも会話できる呪霊が少ない。天花レベルは今までいなかったかもな」
「それに対し、天花、お前は人間をどちらかっていうと好ましい方に思ってるだろ?推測だが。人間のために戦ったり、人間の無事を心配することも本来はないことなんだ」
それを聞いて、私はニヤッと笑った
「いやーわかんないよ?縛りに強制されているだけかもしれない」
「その時はその時だ。私は、天花を信じるよ」
味方がいることということはこんなにも安心するものなんだな
私と硝子は少し見つめ合って、お互いに笑った
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リリス(プロフ) - マハマさん» そんなにお褒めいただきありがとうございます( *´꒳`* ) (4月14日 0時) (レス) id: 5acd75e888 (このIDを非表示/違反報告)
マハマ - この作品は神!!今までで1番続きが気になる作品でした!! (2月3日 22時) (レス) @page29 id: 9cd9fca0aa (このIDを非表示/違反報告)
リリス(プロフ) - 初心者です!さん» ありがとうございます。更新頑張ります! (12月29日 11時) (レス) id: 5acd75e888 (このIDを非表示/違反報告)
初心者です! - 更新頑張ってください!めっちゃ面白いです! (12月29日 10時) (レス) @page18 id: 4136f150ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リリス | 作成日時:2023年12月19日 6時