賢者の石-What is Love? (ページ29)

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研究室の扉を勢いよく閉めるなり、スネイプ教授は怒鳴った。

「余計なことに首を突っ込むなと言ったろう！」

『呼び止められただけです。それにその言い方だと、クィレル教授がその"余計なこと"に関係しているように聞こえません？』

淡々と返事をすると、教授はさらに怖い顔になった。蛇に睨まれる蛙とはこのことだろうか。

「いいか、お前はクィレルには一切関わるな」

一つため息をついて、スネイプ教授は冷たい目でそう告げた。

『どうしてですか』

「これは校長からの伝言だ。あの人は全てを知っている.........だが私に教えようとはしない」

最後の部分は独り言だった。教授は頭を振りながら後ろを向いた。薬を取りに行ったみたいだ。

「とにかく、校長はお前なら事の重大さを想像できるはずだと仰っていた。あの人をがっかりさせたくはなかろう？」

戻ってきたスネイプ教授は、意地悪な笑みに目を細めた。
手渡された薬を一息に飲み干し、軽く睨むように彼を見る。

これは私の知らない展開かもしれない。

次の朝、スネイプ教授が審判をするクィディッチの試合が始まった。
ハリーは無事に試合に勝った。私とハーマイオニーは抱き合って喜んだ。

観客席の下、ハリーがダンブルドアに労われているのが見える。彼はほっと安心したようだ。

私たちは、ハリーに会うため城の入り口で待っていた。ハリーは狼狽した様子でやってきた。

グ「ハリーったら、いったいどこにいたのよ！」

ハーマイオニーはかん高い声で叫んだし、ロンはまだ狂喜していた。

ハ「それどころじゃない」

ハリーは低い声で言った。

ハ「どこか誰もいない部屋を探そう。大変な話があるんだ......」

ハ「それじゃ、賢者の石が安全なのはクィレルがスネイプに抵抗している間だけだわ」

話を聞き終えると、ハーマイオニーは呟いた。

ロ「それじゃ、三日と持たないだろうな」

ロンは呻いた。