コード ブルー 〜ドクターヘリ救命救急〜

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消防「こちらです。森林公園の警備の方が、巡回で発見したそうです。免許書のお名前は、秋本二郎さんです。」

「はい。秋本さん。分かりますか？手握れますか？」

秋本「うう……。」



弱くだけれど、手を握った。
Af……脳梗塞か？

ヘリが飛び立ってから、翔北に連絡をした。



「Afがある。脳梗塞かも。」

藍沢「分かった。頭部MRIの連絡しておく。」

「お願い。……大丈夫？」

灰谷「はい！大丈夫です。」

「そう？」

秋本「うっ」

「吐くかも。横にしよう。」

冴島「はい。」

秋本「うぇっ」

「誤嚥するとまずい。挿管しよう。」

冴島「はい。」

「ベルト外します。カフ固定してくれる？」

冴島「はい……。はぁ……はぁ……」

「え？冴島さん？」



苦しそうに呼吸をしながら、冴島さんは倒れてしまった。




「冴島さん！」

灰谷「う……。」

「灰谷くん！うっ。何？何で？」



視界が二重になって頭がグラグラする。

どうしよう。どうしようどうしよう。
はるかちゃんのお腹には、赤ちゃんもいるのに。


猛烈な吐き気が襲ってくる。



灰谷「先生、七瀬先生！」

「あ、早川さん！何かで機内の空気が汚染されてます！」

早川「汚染？」

「窓開けます！」

灰谷「何これ！？窓開けます！！」



大丈夫。誰も死なない。

いや、死なせない。

大丈夫。大丈夫だ。

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