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一章 変革のフランス
ミーティングルームに入ると、机を中心に輪ができていた。みんな、覗き込むようにして何かを見てはすごいね、という短い歓声をしきりにあげている。
わしがかぶるぜよ。こら錦！ 仲がいい二人──本人たちはいつも否定している──の声がとりわけ熱を持っていた。
机の側に立つ豪炎寺さんに会釈をしてから机の方へ駆け寄ってみる。比較的ゆとりがありそうな方向に行くと、物が見えた。
注目の的になっていたのは、青い羽がついた銀色の被り物。光沢はあるが、所々年季が感じられるように思える。
隣で、同じく覗き込んでいる葵ちゃんに尋ねてみた。
「あれって兜？」
「うん。今回のアーティファクトの、勇気の兜。ジャンヌさんが使ってたものなんだって」
「本物なんだ」
戦場に立った 勇敢なオルレアンの乙女、ジャンヌさん。確か、活躍時期の年齢は私たちとそれほど変わらない。
そんな英雄が身につけていたという代物が、戦いをくぐり抜けた代物が、目の前に。
「なんか……、かっこいいね」
「ねっ」
頷いた葵ちゃんも、興味深そうに兜を見つめていた。私も含め、みんな歴史的な代物にすっかり魅入っている。
ふと顔を上げてみると、離れた場所に霧野さんと狩屋が立っているのが見えた。何かを話している二人の目線は、兜を捉えてはいない。こういったものに興味がないのだろうか。
「Aっ」
最前列で兜を見ていた黄名子が輪から飛び出してきた。明るい笑顔に更に磨きがかかっている。
「立派な兜やんねー。あれを被ったら、うちも神さまの声が聞けるかな」
「うん……？ 聞きたいの？」
「なんかかっこいいやんね。Aは興味ない？」
「もちろんあるよ。朝起こしてくれるお告げなら聞きたい」
「それ、うちも聞きたい！ きっと気持ちよく起こしてくれるような優しい声やんね」
「わあ……！ 黄名子、いっしょに被らせてもらおうよ」
「うん！」
私たちが行動に移す前に、大介さんが発光しながら浮遊した。
「全員揃ったな。それじゃあ、今回のタイムジャンプに付き合ってもらうメンバーを伝える」
マネージャー三人を除くタイムジャンプメンバー──選手十二人の発表。集まる視線は兜から一点、宙の大介さんへ。
「松風、神童、剣城、フェイ、西園、錦、狩屋、浜野、影山、速水、菜花、そしてA。以上だ」
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見卯＊..+*(プロフ) - 宮野冬姫さん» お返事遅れてごめんなさい🙇♀️ ヤム・ハ・メラハの件については修正を入れて姿を消していますが、そのうちまた出てくると思います。関連は薄いですが、その時は葉王に思いを馳せながら読んで頂けると嬉しいです......☺️ (2022年9月7日 20時) (
レス) id: e1b9a46973 (このIDを非表示/違反報告)
宮野冬姫(プロフ) - 今気づいたけど、葉王って……ﾌﾟｰｸｽｸｽ← (2022年8月24日 15時) (レス) @page24 id: 09433d1ffe (このIDを非表示/違反報告)
宮野冬姫(プロフ) - もちろんイナズマイレブンシリーズについても……グヘヘ(( (2022年8月24日 15時) (レス) @page24 id: 09433d1ffe (このIDを非表示/違反報告)
宮野冬姫(プロフ) - 語り合いたいですぅ！！ (2022年8月24日 15時) (レス) id: 09433d1ffe (このIDを非表示/違反報告)
宮野冬姫(プロフ) - そうだったんですか！マギを知ってるなんてメチャクチャ嬉しい！！！ (2022年8月24日 15時) (レス) id: 09433d1ffe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：見卯＊..+* | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/miumiu01/
作成日時：2022年7月19日 20時
