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透明。それはきっと、空気や水のように流動的な色。
「……？」
地響きを感じて意識が現実へ帰ってくると、みんなはなぜかグラウンド上にずっこけていた。
私だけが立っているのもなんだか変に感じたので、数秒遅れてしまったものの転けたふりをした。
「次のあれですよ！ 例えて言うならばだれーってやつ」
天馬のツッコミのおかげで話に追いつくことができたので、心の中でお礼を述べた。大事な話はきちんと聞かなくちゃ。
「んーでは……〈二の力〉仲間の勇気を奮い立たせ鉄壁の守りに変えるカリスマDF──例えて言うならば、ジャンヌ･ダルクだ！」
「ジャンヌ」
「ダルク……」
「ジャンヌ･ダルク。歴史的戦争を勝利に導いたという戦場のカリスマ──彼女には、神の声を聞く力があったという説もある」
名前を繰り返した天馬と信助、そしてナレーションのような霧野さんの声が空間に響くように発された。
ジャンヌ･ダルク──短いながらも勇敢な生涯から、オルレアンの乙女と呼ばれるその名を知る人も多い。
そんな偉人に本当に会いに行ける技術があるんだ、と今更思う。けれど思考はある一言に引っ張られる。
神の声──霧野さんが発した、その言葉に。
「はいっ！ だったら女の子だし、Aかうちやんね。頑張りますっ。ね、A」
「うん。……うん？」
「よーし。お前たちのどちらかに任せる」
「そんなでいいんですか」
「そんなもんやんね、こういうの」
「違うと思うぞ……」
大介さんと神童さんと彼女のやりとりから、また話を掴んだ。
知らぬ間に重役を担いかけている。ちゃんと聞かなければと思っていた矢先から、早速同じ始末になっていた。集中力、取り戻さないと。
「アーティファクトはすでに手配した」
「えっ、誰に？」
「で、提案なんだけど ここからのタイムジャンプは十二人で行きたいんだ」
「数を限定する、ってことか」
「そうなるね」
フェイの言葉にみんなが注目する。歴史への影響を最小限にするためだという説明だった。そうか、みんなが行けるわけではないんだ。
「本当は十一人が理想だけどなにがあるか分からない。万が一の時にデュプリを出して戦力を分散させるのも、長い目では得策じゃないから」
その言葉に、みんな納得したように頷いた。
大介さんとワンダバ、若干のいがみあいはあったものの大介さんがメンバーを決めることになり、明日の出発と発表を待つことになった。
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見卯＊..+*(プロフ) - 宮野冬姫さん» お返事遅れてごめんなさい🙇♀️ ヤム・ハ・メラハの件については修正を入れて姿を消していますが、そのうちまた出てくると思います。関連は薄いですが、その時は葉王に思いを馳せながら読んで頂けると嬉しいです......☺️ (2022年9月7日 20時) (
レス) id: e1b9a46973 (このIDを非表示/違反報告)
宮野冬姫(プロフ) - 今気づいたけど、葉王って……ﾌﾟｰｸｽｸｽ← (2022年8月24日 15時) (レス) @page24 id: 09433d1ffe (このIDを非表示/違反報告)
宮野冬姫(プロフ) - もちろんイナズマイレブンシリーズについても……グヘヘ(( (2022年8月24日 15時) (レス) @page24 id: 09433d1ffe (このIDを非表示/違反報告)
宮野冬姫(プロフ) - 語り合いたいですぅ！！ (2022年8月24日 15時) (レス) id: 09433d1ffe (このIDを非表示/違反報告)
宮野冬姫(プロフ) - そうだったんですか！マギを知ってるなんてメチャクチャ嬉しい！！！ (2022年8月24日 15時) (レス) id: 09433d1ffe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：見卯＊..+* | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/miumiu01/
作成日時：2022年7月19日 20時
