ネイビーガール (ページ6)

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「てゆうかいつからいたの」

って聞いたら

「俺は、一目惚れしましたぁ、のあたりから」

って樹

それ、高橋くんの真似？馬鹿にしてる？よね？

あ、そうだ私告られてたんじゃん、

二人のせいでそっちのけだったったよ

「北斗からLINEきたのよ」

ほら、って樹が見せてきたトーク画面には

北斗Aが年下に呼び出されてんだけど

樹は?
樹どこ?

北斗二年のフロアの踊り場

樹すぐ行くわ

「北斗あんたいつからいたの」

「二人が教室から歩いて行ってるの見えたからついていっただけだよ」

「 …ストーカーじゃん」

なにが、ついていっただけ、よ

怖、

「つーか誰あいつ」

って樹

あいつ呼ばわり…

「保健委員一緒だった高橋くん」

ってちゃんと答えたのに

へーって興味なさげな反応の樹

なんなのあんた

「仲良いわけ？」

って北斗

なんかご機嫌な斜めそうですね、松村さん

「いやそんな喋ったことなかったからびっくりした」

それに初めての告白だったし

しかも、超イケメン
もったいないことしたな、

って思ったけど
口にしたら二人の殺気すごそうだからやめといた

教室に戻って、残りの昼休み

美月に一通り全部話したの

「はじめて告白、ちょっと嬉しかったのになあ」

樹と北斗のばぁぁか

って嘆いてたら

「でも高橋くんよくくぐり抜けたよね」

「へ？なにを？」

「あんたのボディガードのことよ」

ほら、松村と田中！って美月

いや、ボディガードとは？
私は一体なにから守られてるわけ？

「二人の守備堅いから男子はAに告白とかできないの」

だから守備って何の話なんだろう、って思ったけど

あいつらのせいでAが恋愛できないじゃん！って

なぜか美月がお怒りモードだったから

それ以上聞くのはやめた

もっと炎上したら美月怖いし、うん

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