ネイビーガール (ページ4)

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昼休み

いつも通り、友達の美月と二人で教室でお弁当食べてる

このカフェ可愛くない？ってインスタ漁りながら話してたとき、

「 Aちゃん、呼ばれてるよ」

って近くにいた子に声をかけられる

扉の方を見てみると、なんか見覚えのある男子

　

えっと、誰だったけな、

と思いながらも無視するわけにはいかないからとりあえず彼の方に行く

ちょっといいすか、って廊下から人気の少ないところに歩いていくから黙ってついて行って

ついて行ってる間に思い出した

一個下の、高橋くん

保健委員会が一緒なんだよね

まあ大して仕事ないからそんなに会ったことないけど

いちばん最初の集まりの時、少しだけ話した覚えがある

何の用だろ、って思ってたら

「 Aさん」

って呼ばれて

Aさん？急に名前？
あれ、そんな絡みありましたっけ？

そんなこと思ってたら

「好きです」

？！

「 …はい？」

「一目惚れ、しました」

…はい？

これって、俗に言う告白ってやつ？

初めてされた、

しかも一目惚れって意味わかんないんだけど

思わずパチクリしてたの

だってこうゆうの経験ないからさ、お恥ずかしながら

そしたら、高橋くん

ふふっ、て笑い堪え切れなくなったらしい

「な、なんで笑って」

「だって先輩、反応が」

「反応？」

「可愛いなーって」

ってクシャ、って笑う高橋くん

不覚にもときめいてしまう

だって、好きとか言われたら意識しちゃうじゃん

高橋くん顔かっこいいし

恐るべしイケメンの破壊力…

とか不毛なこと考えてたら

「はーーーいストーーーーップ」

ってよく聞き覚えのある声がした

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