ただいま ページ10
「ん？何この状況…？」
「ルナ様…」
名前を呼ばれたルナはブラックを見る。ルナは悟空？と言うが服装も気が違うので別人である事にすぐ気付いた。
「どちら様？」
「ふっ…どの時空の貴女も変わらない」
ブラックがゆっくりルナの側に寄り、手を伸ばそうとするが、ビルスがその手を叩く。
「気安く触るな」
「くくく…まぁ、いいでしょう。私の彼女は貴女ではない」
ブラックがビルスの後ろにいるルナを見る。するとブラックの背後の時空の裂け目が再び光り、ブラックの体を引っぱる。
時空の歪みが元に戻ろうとしていた。ブラックは吸い寄せられる前にタイムマシーンを破壊する。そしてそのまま、未来へと消えていった。
「なんだったの？あの人」
「どうやら未来から来たようだ」
「未来？」
ビルスはルナに振り返り彼女の右腕を掴む。そして右腕には先程ブラックがしていたのと同じ腕輪が嵌められていた。
「この腕輪、外したり誰かにあげたりしてないよね？」
「あげるわけないでしょ」
ルナが着けている腕輪、それは彼女が管理人として第７宇宙に配属された時に破壊神であるビルスから渡された物だった。第７宇宙の管理人である証でもあった。
「それよりも。久々に会ったのに、こんな形で再開なのね」
「ルナがいない間に厄介な事が起きたんだよ」
「せっかく研修も終わって一息入れたい所なのに」
ビルスは掴んでいたルナの手を離す。本当なら今ここで掻き抱いて待ち焦がれた彼女を感じたい所だが、地上にはブルマ達や外野が多いのでここでは我慢する事にした。
「無事に帰って来てくれただけでいいよ」
「そう？やっぱ他所の宇宙は気を遣うから疲れた〜。とりあえず…
ただいま」
１年ぶりのルナの笑顔が見れて心の底から安堵するビルス。皆がいるから顔には出さないでいるが誰よりも彼女を心配していたのは彼だったのだから。
「おかえり」
「で、何があったのか話してくれる？」
地上に降りたルナを出迎えてくれたブルマと再開を喜び合い、お互い変わりない事になにより、と笑い合うのだった。
そんなブルマの隣にいる青年に目を向ける。
「紹介するわ、ルナ。私の息子のトランクスは知ってるわよね。彼は、未来のトランクスなの」
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こっぺん(プロフ) - 紅蓮さん» コメントありがとうございます。のんびり更新していきますので、よろしくお願いします！ (2019年10月2日 23時) (
レス) id: 8f1ba3636c (このIDを非表示/違反報告)
紅蓮(プロフ) - この作品大好きです！これからも頑張ってください！更新楽しみに待ってます！ (2019年10月2日 21時) (レス) id: 167b4beba7 (このIDを非表示/違反報告)
こっぺん(プロフ) - YUUKOさん» ありがとうございます。のんびり更新していきますので、よろしくお願いします！ (2019年9月24日 21時) (レス) id: 8f1ba3636c (このIDを非表示/違反報告)
YUUKO(プロフ) - 凄く面白いです！更新楽しみにしてます。これからも頑張って下さい (2019年9月23日 21時) (レス) id: 5afe16bc4a (このIDを非表示/違反報告)
こっぺん(プロフ) - 雪華さん» コメントありがとうございます。のんびり更新していきますので、よろしくお願い致します。 (2019年9月19日 7時) (レス) id: b36c557853 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こっぺん | 作成日時：2019年9月16日 22時
