私達 ページ49
現代のウイスを見送りに、ビルス達は外へ出た。
ウイスはよろしくお願いします。と頭を下げる。
ビルスは了解した、と言い残しルナを連れて城へと戻った。残されたのはウイス達２人。
「気付かれましたか？」
「はい。随分過保護なビルス様…と思いましたが」
「過保護で心配されてますが、楽しみにしてるみたいですよ」
「ここは私がいる時代とは少し異なる時空の未来ですが、未来は未来ですから…私も楽しみにしております」
ウイスは現代にいるビルスとルナを思い浮かべた。遠くない未来に、そうなったら良いのにと期待しながら、現代へと戻っていった。
「過去からきたウイス、帰ったみたいね」
「そのようだね」
未来のビルスはルナをソファーに座らせ、後でウイスに地球の魔人ブウの事、ザマスについて調べるよう伝えようと考えていた。
そしてルナの隣に座ると、ルナが体をビルスへ向けた。
「良かったの？」
「何が？」
「時間、変えちゃって。まぁ、私もウイスも誰かに言うつもりはないけど」
ビルスもルナに体を向ける。そして彼女の髪を一房触れてみる。そしてルナのお腹に目を落とした。
「ルナ達を残すくらいなら、今ここで破壊するよ」
「本当に？」
「未来での話を聞いて、死んだ僕が君を迎えに行ったんだってさ」
静かにルナの体を抱き寄せた。ルナはされるがまま、ビルスの背中に手を回した。
「どの時代の僕も同じなんだよ。ルナと離れたくない」
「うん」
「僕は神である前に… だからさ」
「そうだね。じゃあ、私達が平穏に暮らせるように頑張ってね？」
＊
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こっぺん(プロフ) - 紅蓮さん» コメントありがとうございます。のんびり更新していきますので、よろしくお願いします！ (2019年10月2日 23時) (
レス) id: 8f1ba3636c (このIDを非表示/違反報告)
紅蓮(プロフ) - この作品大好きです！これからも頑張ってください！更新楽しみに待ってます！ (2019年10月2日 21時) (レス) id: 167b4beba7 (このIDを非表示/違反報告)
こっぺん(プロフ) - YUUKOさん» ありがとうございます。のんびり更新していきますので、よろしくお願いします！ (2019年9月24日 21時) (レス) id: 8f1ba3636c (このIDを非表示/違反報告)
YUUKO(プロフ) - 凄く面白いです！更新楽しみにしてます。これからも頑張って下さい (2019年9月23日 21時) (レス) id: 5afe16bc4a (このIDを非表示/違反報告)
こっぺん(プロフ) - 雪華さん» コメントありがとうございます。のんびり更新していきますので、よろしくお願い致します。 (2019年9月19日 7時) (レス) id: b36c557853 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こっぺん | 作成日時：2019年9月16日 22時
