決心 ページ48
ウイスはトランクス達との約束の為、界王神が死ぬ前の未来へとやって来た。
現代と変わらない、ビルスの星に降り立ち勝手知ったる顔で城へと向かった。
城の主に会う前に、この時代のウイスに会い要件を伝えた。相手も同じウイスなので話を飲み込むのは早かった。
ビルスに話を通したい、と言うと未来のウイスがお待ち下さい、と告げた。程なくして城の主がやってくる。
既に未来のウイスから話を聞いている事もあり、詳しい説明は不要だった。
「つまり、第１０宇宙の界王神見習いを破壊すればいいんだな」
「はい。是非」
「なんか色々タブーを犯してる気がするけど」
「最早今更です」
ウイスに言われ少々頭を抱える未来のビルス。時間を変えてしまう事になってしまうが、このままでは世界は全王様に消滅されてしまう。
それよりも、己がこの後界王神の死と共に死ぬとう現実をどう受け止めるか、そこに対しても頭を抱えた。本来なら受け入れるべきなのだろうが、ビルスの頭にあるのは……
「あら、ウイスが２人？」
部屋に入って来たのは、この時代のルナだった。ウイスはどうも、と挨拶するとビルスが立ち上がりルナの側に行く。
「あまり出歩くなって言っただろ」
「散歩くらいしたって大丈夫だよ」
ウイスはビルスとルナのやりとりを見る。いつもルナを気にかけてはいるが、この時代のビルスは少々過保護すぎる、とウイスは不思議に見る。
未来のウイスはクスクス笑いながら過去から来た自分を見る。
「とりあえず座りなよ」
「はいはい」
ルナはビルスの隣に腰掛けた。ウイスはルナを下から上へと見るが変わった点は見受けられない。
「で、今回はなんでウイスが２人いるの？」
「実はですね…」
未来のウイスが事の内容を話した。
話し終えるとルナはビルスを見た。
「で、ビルスはどうするの？」
「本当なら時間を変えるのはタブーだし、僕自身の事も受け入れなきゃいけないんだろうけど…」
ビルスがルナを見る。普段と変わりない様子で聞いているように見えるが、彼女の手が自然とお腹の上に置かれた。
その姿を見てビルスは決心したように、その場にいた者へ伝えた。
「分かった。ザマスを破壊しよう。そして地球にいる魔人ブウもどうにかすれば、界王神も残って当分は平穏になるんじゃない？」
ビルスの提案に現代のウイスは、それで良いかと、と返事をした。
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こっぺん(プロフ) - 紅蓮さん» コメントありがとうございます。のんびり更新していきますので、よろしくお願いします！ (2019年10月2日 23時) (
レス) id: 8f1ba3636c (このIDを非表示/違反報告)
紅蓮(プロフ) - この作品大好きです！これからも頑張ってください！更新楽しみに待ってます！ (2019年10月2日 21時) (レス) id: 167b4beba7 (このIDを非表示/違反報告)
こっぺん(プロフ) - YUUKOさん» ありがとうございます。のんびり更新していきますので、よろしくお願いします！ (2019年9月24日 21時) (レス) id: 8f1ba3636c (このIDを非表示/違反報告)
YUUKO(プロフ) - 凄く面白いです！更新楽しみにしてます。これからも頑張って下さい (2019年9月23日 21時) (レス) id: 5afe16bc4a (このIDを非表示/違反報告)
こっぺん(プロフ) - 雪華さん» コメントありがとうございます。のんびり更新していきますので、よろしくお願い致します。 (2019年9月19日 7時) (レス) id: b36c557853 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こっぺん | 作成日時：2019年9月16日 22時
