おめでとう ページ44
ビルスは用を終え、帰ろうとした。ところが、離れた所で見ていたブルマがマイからバイクを借りてやって来た。
トランクスとベジータはヒヤヒヤしながらブルマを見た。
「ねぇ!ビルス様!」
「ん?誰だい君」
「そっか、こっちの時代には出会ってないのよね…」
ビルスは突然現れたブルマを見る。トランクスはブルマに早く離れるよう説得するがブルマは言いたい事があるとビルスの前に来る。
「私ブルマって言うの。別の時代でルナと友達なの」
「友達?人間が?」
「ええ、そうよ。ルナは…天国に逝ったの?」
この時代はブルマ達が来た時代とは少し異なる時間で進んでいる。その為、ビルスは悟空達とは出会っていないのだ。初対面のブルマの発言にビルスが言葉を返す。
「天国か地獄かは閻魔大王が決めるからね。僕にも分からないよ」
「もし向こうでルナに会えたら、伝えて欲しい事があるんだけど」
元破壊神の自分に頼み事を言ってくるとは、と内心思うビルス。だが怒った所で自分は次期にあの世に戻る身、ビルスはブルマの伝言を受け取る事にした。
「おめでとう、って」
「……気付いてたんだ」
「ええ。女ですもの」
ビルスはブルマの言葉に驚く。後ろの悟空達は話がよく分からない様子だったが無視した。
「待っている子がいる、って楽しみにしてたから」
「…そう。んじゃ、伝えておくよ」
ブルマの伝言を受け取り、ビルスは今度こそその場から消えた。あの世に帰ったようだ。
ブルマは満足したように空を見た。そして再びバイクに乗ってガレージへと戻るのだった。
見るとザマスは雷を自身に浴びていた。ブラックと合体した事で完全な不死の体ではなくなったようだ。
「正義の光よ!我を射て!!悪を滅せぬ弱き神は… ルナ様に見放された無力な神は不要なり!!」
ザマスの心と体のバランスが崩れた今、勝機はあるのかもしれないとゴワスは読んだ。その為には更なる力が必要と続けた。
その言葉に悟空が考えた策、それはポタラによって悟空とベジータが合体する事だった。当然ベジータは猛反対したが、それしか勝てる方法はない、と悟空は言った。
界王神でない者の合体出来る時間は1時間。1時間で勝負をつけなければならない。ベジータは渋々ポタラを受け取り耳に着けた。
2人の体は合体し、1人になった。
ベジータとカカロットの合体、ベジットに。
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こっぺん(プロフ) - 紅蓮さん» コメントありがとうございます。のんびり更新していきますので、よろしくお願いします! (2019年10月2日 23時) (レス) id: 8f1ba3636c (このIDを非表示/違反報告)
紅蓮(プロフ) - この作品大好きです!これからも頑張ってください!更新楽しみに待ってます! (2019年10月2日 21時) (レス) id: 167b4beba7 (このIDを非表示/違反報告)
こっぺん(プロフ) - YUUKOさん» ありがとうございます。のんびり更新していきますので、よろしくお願いします! (2019年9月24日 21時) (レス) id: 8f1ba3636c (このIDを非表示/違反報告)
YUUKO(プロフ) - 凄く面白いです!更新楽しみにしてます。これからも頑張って下さい (2019年9月23日 21時) (レス) id: 5afe16bc4a (このIDを非表示/違反報告)
こっぺん(プロフ) - 雪華さん» コメントありがとうございます。のんびり更新していきますので、よろしくお願い致します。 (2019年9月19日 7時) (レス) id: b36c557853 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こっぺん | 作成日時:2019年9月16日 22時